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人が怖い系ホラー映画「サイコハウス」を観たよ


お風呂に入ってるとき、リラックスする為に音楽を鳴らしたり、アロマキャンドルを使うって方もいると思います。

バスソルトやいい匂いのする石鹸とかもあるし、お風呂でマッサージできるオイルとかもあるとかないとか(どっちやねん)

でもお風呂で電子機器使うってちょっと不安ですね。
もし落としちゃったらと思うとゾッとするし、スマホを防水カバーに入れてたとしても、もしちゃんと閉めてなくて水が中に入り込んだらと思うと以下略。

さて何故そんな話から入ったのかと言うと、まぁこの映画観たらわかるよ。


「サイコハウス」(原題は「the sitter」)
2007年公開、監督は「バイオハザード3」の監督もしていたラッセル・マルケイさん。

タイトルの通りサイコな映画です。
幽霊は一切出てこないですけど、人間が怖い系の映画。


ネタバレ含むあらすじ


弁護士のカーターは、元々大手の事務所に居たのですが、そこを離れて民間の小さな弁護士事務所に移籍。

そのため給料も減ったので、彼の妻・メーガンも以前勤めていた会社に復帰して働くことに。
夫婦が共働きになるため、二人の子供、ケイシーマックスの面倒を見てくれるベビーシッターを雇うことに。

そして、ベビーシッター会社からの紹介でアビーという若い女性を家に招き、面接を兼ねて一緒に食事をした。子供たちはアビーにすぐなつき、カーターメイガンは即決で彼女を住み込みのベビーシッターとして雇った。


さて、カーター家の隣の家ではメルという女性と思春期の息子がいた。
ある日、息子はアビーが窓を開けて着替えをしているところを、隣の家の窓から偶然見かけた。そのまま見蕩れている息子に気付いたメルは、駆け寄って息子をビンタ。
翌日、メルアビー「うちの息子は思春期なんや!窓開けて着替えるのはやめろや!」と苦情を申し上げる。


さて、メルからの苦情を「男は所詮男やろ」とサラッと流した後、アビーは子供たちを学校に迎えに行くことに。
そこでマックスが同級生からいじめられている場面を目撃したアビー。
その同級生に駆け寄ると、彼女は肩を掴んで近くのロッカーに突き飛ばし、「今度やったらお前の体を引き裂くぞ」と、10歳なるかならないかの子供に吐くにしては強烈すぎる脅し文句をかました。


その後、子供たちと帰宅しようとするアビーに、さっきの同級生の父親が詰め寄ってきた。
「子供は元気すぎて乱暴になるもんやで」とかなんとか、自分の子供が虐めていることは棚に上げてアビーに文句を言う父親。
そこにアビーの更に強烈な一言。

「お前の息子の全身の皮を、あんたの目の前で頭からウサギみたいにひっぺがすぞ」

ビビって何も言えなくなった父親に背を向け、離れた場所に居た子供の元に戻るアビー。
そこでふと思い出したように振り返り、素敵な笑顔で父親にトドメの一言。

「私、本気だから」

まるで「今度の待ち合わせが楽しみだわ」みたいな、ウキウキした様子でそんなことを言う。やべぇこの女。


さて、カーターは仕事でとても大きな契約を成功させ、その話を聞いたアビーが祝賀パーティを提案。
カーターは乗り気になり、メーガンにそのことを相談するも、彼女は商談相手の接待で忙しく
、パーティの準備なんてとても無理だと言って消極的。じゃあもう無理か、と落ち込むカーターを、アビーは「そんなにか?」ってくらい必死になって説得し、自分が準備をするので絶対パーティを開くべきだと言う。
つーかカーター、自分のパーティなんだから多少自分で準備しろよとかちょっと思っちゃうよね。

さて、そんなこんなで開かれた祝賀パーティ。
カーターの同僚や契約相手、メーガンの友人やご近所さんも集まって楽しそう。わいわいがやがや。

しかし、急に雨が降り出し、パーティの参加者は急いで家の中に避難する。
パーティは台無し。アビーは途方に暮れて立ち尽くしてしまう。

そんなアビーに歩み寄り、抱きしめたのはカーターの同僚のテイト。彼は前々から美人で魅力的なアビーが気になっていたので、ここぞとばかりにキスをする。それに応えるアビー
しかしアビー、テイトを抱きしめながら思わず「カーター........」と言ってしまう。

それを聞いて、カーターと彼女が不倫してると勘違いしたテイトは、「誰にも言わない」と言いつつも、メーガンにバラすかもね〜どうなるかな〜的な、妙に思わせぶりなセリフを吐きつつ立ち去ろうとした。
アビーはそんな彼を背後からスコップで殴打。倒れたテイトに、スコップでとどめをさして殺害してしまった。

後日、テイトは車ごと湖に飛び込んだ形で発見される。彼の死体の首元には深い切り傷。フロントガラスが刺さったってことになってるが、実際はアビーがスコップでざっくりやった跡だ。

テイトが死んで落胆してるカーター夫妻。
さて、隣人のメルアビーを怪しんで、ベビーシッターの紹介サイトを片っ端から調べ、アビーの情報を探そうとしていた。
怪しんで、というか、単純に自分が気に入らないから粗探ししたかったんだろうなーってのも観てて感じた。

一度アビーに直接「何故ベビーシッター紹介サイトであなたの情報がないのか」と聞くが、「仕事が決まったら情報が削除されるんやで」と返される。

それでもお節介意地悪ババアの悪いところ、自分にとって都合のいい事実しか認めたくない性分は変わらず、アビーの情報を探そうと躍起になる。
そしてふと、ベビーシッター紹介サイトではなく、普通の検索エンジンでアビーの名前を検索した所、とある情報を見つけてしまう。

メルは自分が知ったことをカーターメーガンに伝えようと、それぞれに電話をして留守電で「大事な伝えたいことがある」と残す。

カーターメーガンは外出中で、メルからの留守電をアビーが聞いた。
その後メルの息子と夫が出掛けるのを隣から見届けてから、アビーは隣の家に侵入する。

メルは浴室でアロマキャンドルを灯し、ラジカセをコンセントに繋いで音楽を鳴らしながら、ゆっくりとリラックスバスタイムの真っ最中。

目を閉じてリラックスしてるメルのいるバスタブに歩み寄り、アビーはラジカセの音楽を切る。それに気付いたメルが、目を開けて彼女を見上げる。
「お節介ババア」と吐き捨て、アビーは手に持ったラジカセをバスタブのお湯の中に落とした。メルは感電死してしまう。

さて気持ちよく嫌な奴を倒したアビー、夫婦のシャワールームの配管が詰まっていたため、子供達とアビーが共用しているシャワールームでシャワーを浴びるカーターに、ガウン姿で誘惑する。
といっても、セクシーなガウン姿でシャワーカーテンを開けて、裸の彼に向かって「誰もいないと思ってたの........」と呟くだけ。
多少うわついた男なら多少ドギマギしたり、よからぬ行動をおこすだろうけども、カーターは硬派。「おう、気にすんなや」と言うだけで何もしない。

アビーはそのままガウン姿で部屋に戻る。メーガンはその様子と、シャワールームで裸のままでいるカーターを見てしまい、二人の不倫を疑ってしまう。

その後カーターメーガンは軽く口論になるが、直ぐに収束。メーガンはこれからはなるべく家でできる仕事をすることになり、そのため子供達の面倒をベビーシッターに任せる必要もなくなることに。

夫婦の寝室の隣の部屋で寝泊まりしているアビーは、壁越しにその話を聞いていた。

翌日、アビーは2階の階段に細いワイヤーを張り、2階に居たメーガンがそれに足を引っ掛けてしまう。
階段から転げ落ちたメーガンは両足骨折。

メーガンは救急車を呼んで「助けてくれた」アビーに感謝して、ベビーシッターの解雇は延期になる。

しかしアビーが来てから短期間で二人も死者が出てしまった上、メーガンも大怪我をしたことで、メーガンの友人も彼女に疑いの目を向ける。
そして一人でコソコソかぎまわろうとしていたメルとは違う手を使う。知り合いの探偵に依頼したんだ。(こういう書き方でなんとなく分かるだろうけど、私メルみたいなやつ嫌いw)

そして衝撃の事実。
アビーという女性は精神病院の施設に元々居て、数年前に死亡したという。アビーが死んだ後、施設に居たリンダという患者が行方不明になったという。
リンダは、幼少期に母親から虐待を受けて心を壊した女性だった。

友人は精神病院に居るリンダの母親に会いに行き、アビーが本当はリンダであるという確証を得る。

後日、メーガンが退院する。カーターが甲斐甲斐しく世話をする様子を見て、アビーは嫉妬に狂ってしまう。
その翌日、子供らは学校に行き、カーターは仕事に行ってしまい、家にはアビーメーガンが2人きりになった。

アビーは車椅子に乗ったメーガンを2階から突き落として瀕死状態に追い込む。
その後アビーを疑っていたメーガンの友人が家に来る。友人はアビーを探して家の中を歩き回り、やがて背後から忍び寄ったアビーにビニールを被せられて窒息させられてしまう。

しばらくして、仕事から帰ってきたカーターメーガンを発見して駆け寄るも、アビーが彼の頭を殴って気絶させてしまう。

その後学校から帰ってきた子供達も縛られ、カーターも目が覚める前にしっかりと拘束させられていた。
目が覚めたカーターに、アビーは頬を紅潮させて訴える。

幼いあの日、アビー(リンダ)は法廷で母親の罪を訴える弁護士のカーターに恋をしたのだ。
そしてずっとカーターを思い続け、着々と準備を整えて、やっとこさベビーシッターとしてカーターの家にやってきた。
それもこれも、全てカーターを手に入れるためだったのだ。

そんなことを、なんともクレイジーなテンションで語るアビー(リンダ)に、目を覚ましたメーガンが刃物で襲いかかる。

そんで、しばらくもみ合ってメーガンが勝利。
アビーはハサミ(だったと思う確か)で腹を刺され死亡。メーガンカーターや子供達を解放して抱き合って抱き合うのだった。


感想

女って怖い。
いや、恋しすぎて病的な行動を取るような、クレイジーな人ってまじ怖い。

いわゆるストーカー気質っていうのかな。わからんけど。

この映画ではわりと最初の段階でアビーがカーターをねらっていることが明らかになっていて、我々視聴者はそれを知った上で最後まで観せられるわけです。

だからか、なんかこう、「おい!おいテイト気をつけろ!」とか思いながら観ちゃってた(笑)
メル?メルはどうでもいい←

アビーは悪いやつだってわかってるんだけども、さすがにいじめっ子の父親に凄んだシーンはちょっとスッとした_(:3 」∠)_
自分の子供の悪事を怒るどころか、正当化しようとする親っているわよねー。やーねー。

あとは、あれですね。
風呂でラジカセとか使わんようにしたいですね(笑)
まぁ今どきラジカセなんてよう使わんけどねー。

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