「黒い家」を観たよ(ざっくりレビュー)


ちょっと前にさぁ、あれ流行ったじゃないすか。なんだっけ。

イタリアの、パンにホイップクリームをこれでもかオラァ!ってくらい挟んでるやつ。
ま........マリルリみたいな名前のやつ(それはポケモン)

クリーム好きの私には最高のお菓子だったんですけども、ある日急にお店に現れなくなりましたね。かなしいなぁ。


今日は「黒い家」を観ました。
1999年、日本の映画。保険金殺人をテーマにした、小説が現在の映画です。


ざっくりあらすじ


生命保険会社の総務主任をしている主人公・若槻

様々な手で保険金をせしめようとする契約者が多い中、若槻はストレスを溜めながらも毎日色々頑張っていました。体調気をつけて。


ある日、バリバリと仕事中の若槻の元に、奇妙な電話が来ました。

「保険金ってのは自殺しても出るんですか?」

霧の彼方から語りかけてるような、ぼんやりした口調の女。若槻は女が自殺する気なのかと思い、なんとか説得しようとします。
語りかける彼に対し、女は急に名前を訪ねてきたので、素直に答える若槻。ここで名前教えちゃったから、全てが始まったんよねぇ。


その後、若槻を指名して菰田(こもだ)という男から「家に来てくれ」と電話が来ました。
よく分からないまま菰田の家を訪ねると、家主の菰田重徳(こもだしげのり)という男が現れました。

若槻を家に招きながら、「カズヤ!カズヤ!」と、息子らしい子の名前を呼び続ける重徳。カズヤは答えない。
若槻らは居間でとりあえず座って話をしようとしますが、重徳はその間もカズヤを呼びます。そして、


「若槻さん、あんたその後ろの襖を開けてみてくれないか?」

なんでやねん。
しかし素直な若槻、己の背後の襖を開けますと、そこには小学生くらいの男の子の首吊り死体が。



感想

少しネタバレ含んだレビューです。


大竹しのぶさんの演技えっっっぐ。
西村雅彦さんの演技もえっっっぐ。

2人とも一貫して喋り方がヤバい。魂が半分体から抜けてるような、だるそうな口調でさ。
役者さんってほんと、すごいなぁ........。


ちなみに、「子供の首吊り死体」ですが、DVDですとそのまま、はっきりと映されていますので、そういうの苦手な人は気をつけて下さい。
Amazonプライムなどのネット配信サイトでははっきり見えないように、そこら辺配慮されてぼんやりとモザイク処理されてます。


大竹しのぶさんの「乳しゃぶれぇ!」のセリフはほんとにびっくりしました。挙句「ヘタくそぉ!」ですからね。笑っちゃった。
その上非常に綺麗なお胸なんですよね(笑)

それだけじゃない、もう全体的にね。
喋り方とか目の動きとか、なんと言えばいいのかわからんくらいすごい。めちゃくちゃ入り込んどるやん。

そして大竹しのぶさんと夫婦役だった西村雅彦さん。
貧乏ゆすりとかで体を常に揺らしてて、目つきも尋常じゃない。
大竹しのぶさんが「静」、西村雅彦さんは「動」。はっきり違いますね。

若槻役の俳優さんも、あどけない雰囲気と荒事に慣れてない感じの男性そのものといった演技で素敵でした。

後半に、若槻が菰田の家に向かって全力疾走するカットがあるんですが、その走り方のフォームが滑稽過ぎて笑いました。
ほんの一瞬しか映ってないのに忘れらんないくらい好きwww

菰田宅に侵入したときの震え方もエグくて好きwww


怖い通り越して楽しい映画だった。

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