「ひらいて」を観たよ【映画レビュー】


こんにちは。
最近雨が多い気がします。

雨はあまり好きではありません。私の天パが変な膨らみ方をするので。
しかもですよ、湿気を含んでカールした髪の毛の毛先が耳の穴に入ってきてかゆい。外出たくないよう。


さて、今日は「ひらいて」という映画を観ました。2021年公開の日本映画。原作は2015年に発表された綿矢りさ先生の小説です。
主演は「樹海村」や「ミスミソウ」でも主人公やってた山田杏奈さんという方です。可愛い。


ざっくりあらすじ

日本の片田舎っぽい町。
今をときめく高校三年生の木村愛は、学校の人気者。モテモテなオサレ女子。カーストは間違いなく上位。

彼女は、一年の頃からクラスメイトの西村たとえ君に片思いをしていた。大人しく地味なタイプ。

ある日、クラスメイトのやんちゃ坊主が夜中の学校に忍び込んでテストの答案を盗もうとしてることを知り、別の目的で同行する
彼女は一緒に学校の敷地内に忍び込んだ仲間たちとこっそりはぐれて、単独で校舎内に侵入。

そして教室の後ろのロッカー........たとえ君のロッカーの中を物色。その行動力はちょっと怖い。
ロッカーの中から見つけた袋の中を見ると、結構な数の手紙が入ってる。愛はそれをいくつか拝借した。

帰宅後、手紙を読んでみると、それは別のクラスの美雪という女子がたとえ君に宛てて書いたものだった。その内容から2人が交際している事を知った愛は、美雪に接触をはかる。


以上


感想


見てて心が痛くなった。
性格の悪い主人公が出てくる映画はよくありますが、これはなんというか........何とも言えねぇ。

最初は性格悪いムーブをしてるように見えたんですが、だんだんとそれが可哀想なムーブになって行きましたよ。可哀想。


人気者の愛ちゃんは、無難な生き方を器用に選んで生きてるように最初は見えました。
でも実際は周りに求められるキャラクターを演じ続けて生きてるだけで、自分のために生きること、自分らしく生きることは誰よりも下手くそなのかもしれない。

人に求められることも、拒絶されることにも慣れてない。嫉妬や恋心との接し方も分かってない。

一言で表すと「思春期の混乱」って感じの映画でしたね。

タイトルの「ひらいて」はどういうことかな。
心をひらいて?私の心をひらいて?
まあきっともっと感覚的な意味があるのでしょう。深く考えだすと頭痛がしそうだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?