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可能性にフタをしない

最近少し、考え方が柔軟になってきたように思います。

今までの私は仕事が好きということもあり、定年まで勤めて、他に好きなことをするのは定年後かなーと思っていました。

そんな感じだったので、星のソムリエ®に関しても「何年かかってもいいや」「定年までの間にできることはやっておこう」といった感じでした。

でも、ある時ふと「別に定年まで仕事を続けなくても、もっと楽しそうなことや、やりがいを感じられることがあったら定年まで待たずに辞めてもいいんだよな」と思いました。

今すぐどうこうという話ではないにしろ、このような発想は今まで全くなかったので、自分でもビックリしてしまいました(笑)。

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こないだ姉が今の職場を辞めて転職しようと思っているというので、2時間近く電話で話を聞いていました。

姉はとても現実主義というか、真面目で完璧主義なところがあるからか、「この歳になるといろいろ難しい」とか「独身と、結婚して子供がいるとでは、同じ発想では無理だ」とか、自らを制限してしまっている感が強く、とてももったいない!と思ってしまいました。

確かに姉の言うことも一理あるのですが、枠内思考でものごとを考えてしまっているのがもったいないと、話を聞きながらずっともどかしく思っていました。

私もどちらかと言えば枠内思考なので気持ちはわかるのですが、「やる・やらない」「できる・できない」は一旦脇に置いておいて、可能性があるものは否定しない方がいいと私は思うのです。

姉も私も「雇われて働く・稼ぐ」という思考になりがちではあるのですが、働いたりお金を稼ぐのって、誰かに雇われていないと絶対にできないことではないではないですか。

姉「今から起業とか、自分が社長になるとかありえないじゃん?」
私「んー、でも可能性はゼロではないよね」
姉「でも限りなくゼロに近いじゃん?」
私「でもゼロではないよね」
姉「うーん…(腑に落ちない様子)」

という会話があったり、

私「ねーちゃんは手先が器用だから自分でモノ作りもできるし、それで稼ぐってこともできるかもしれないよね」
姉「それもなかなかお金にならないって、身を持って知ってるわけじゃん?」
私「でもそれで稼いでる人もいるよね?ねーちゃんは稼ぐためのノウハウとか知らないだけかもよ?」
姉「うーん…(腑に落ちない様子)」

みたいな会話があるたびに、とりあえず「可能性はあるよね」ということに対して、その可能性を打ち消すような思考は良くないんじゃないかなーと思いました。

とはいえ、私も姉側の立場だったら、素直にすぐ「そうだよね!」とは思えないと思うのですが。

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可能性を否定しない方がいいと思うのは、「そういう可能性もあるよね〜」程度にでも思っていればアンテナが立つと思うからです。

「可能性ゼロではないけど、私には無理」と思った時点で、アンテナは可能性を現実化するために必要な情報を受信できなくなってしまうと思うんですよね。

チャンスなんて何をきっかけに目の前に現れるかわからないのに、それってものすごーくもったいない。
アンテナ張りめぐらせてても確実にキャッチできるとは限らないのだから、少しでも多くいろんなアンテナを立てていた方がいいと私は思うのです。

お魚たくさん捕れるように網を仕掛けたけど、この場所で捕れなかった時のことも考えて他の場所にも仕掛けておこう的な考えです(笑)。

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姉と話していて、客観的に自分のことも考えられたし、人と話すと気づきがあっていいなと改めて思いました。

私もあたり前のように「とはいえ難しいし」と可能性を否定してしまいがちだったのですが、姉に対して「可能性にフタしたらもったいない!」と言えるようになった自分に、ちょっと驚きつつ嬉しい変化を感じられたのもよかったです。