今年も池田屋をご利用いただきありがとうございました。
２０２１年はいかがだったでしょうか。

２０２０年の混沌とした空気よりは
少しずつ「うちはこうしていこう」という流れが少し見えた年でもありました。
店でのイベントを企画してくださった方にも助けられ、
やってみたら見えやすくなることも多く。
ひとりよがり（みせよがり？）ではないけれど、
「やっぱりここは譲れない」
という部分も２０２０年から今年を通して
垢が落ちるかの如く、するっとみえるようになったなあ
「こうじゃなくちゃいけない」「まわりはそうしてる」みたいな
情報が少し精査されたなあ
と自信が持てる部分も増えました。

正直、２０２０年は慌ただしくかついろんな人々の意見に振り回された気がしていました。インターネットやSNS頼りで
じぶんの勘が優先順位に入らなくなっていた、というか。

基準を世の中に任せていた気がしました。

２０２１年はその「基準」を取り戻すべく奮闘した一年でもあります。

お店の中で
あるべき姿や意識してキープしなくてはいけない部分も
やはりある、と反省したことも多くあります。
これからの運営、まだ迷うこともあるとはおもいますが
時代の流れに逆らう、という訳ではないけど
少し踏ん張ってでも「らしさ」は残そう、
成長だけが評価基準じゃないぞ
と思えるできごとも増えました。
一方で、それは甘えや怠惰なことではないのか？と自問自答する
少し立ち止まる、ということの意識も
忘れずにいたいと思っています。
正常性バイアスってすぐにかかってしまいますもんね。

なにはともあれ、
今こうして
暮らしとまちとひと、とを一緒に考え続けていきたいな
と思える年末をむかえています。

まちのひとや家族、家々と年を越す。

あたりまえのように思っていた日常は奇跡の連続なんだよね、
とじんわりしたり。
えんえんとみかんを食べつつ年始はスロースタートでやっていこうと思います。

みなさまも良いお年を！