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マーケターとは。

学生の頃にマーケティングに出会った。
特にマーケティングに興味があったわけではない。
マーケティングって言葉すら知らなかった。
授業を聞いていると、商品があって、買う人があって、売る場所があるって話。
買う需要があって商品があるのか、
商品があって買う需要があるのかは定かではないが、なんだか楽しそうだなと感じた。

蘊蓄を語る本は沢山あるし、嫌いじゃない。
どんどんマーケティングにハマった。
自己流に沢山勉強してきた。

メーカーに就職した。
マーケターと言われる人は当時も今もいない。
職種や、人がマーケターという名前にふさわしくない。
マーケティングは難しい。
直ぐに利益に直結しないからだ。
効率を良くするものではない。
ロジックとは少し違う。

何が違うか?
それは、人の心を掴めるか?
今必要とされているか?
変動要因が多いのだ。

物が売れた理由を後からこじつける事は
意外にもできることだからだ。
売れるかどうかは、
誰にもわからない。
いくら計画して、生産数を決めても
全く売れないことはよくある。
また、売れないと予想したものが
ヒットすることもある。

これを計画するのを
マーチャンダイザーともいう。
マーケターとの違いは難しいが、
マーチャンダイザーは、販売計画の立案と
販促企画、予算権限、販売進捗を、管理することが多い。
マーケターは、どちらかというと
市場認知が薄く時に、ニーズやウォンツを広めることが仕事になるのではないか?
どちらも、マーケティングには変わりない。

実務で幾度となくやってきたが、
お客様ニーズを理解してるという人がいたら、
嘘だと思う。
人1人、理解できない。
十人十色だ。
わかるはずもない。

だから、マーケティングとは
良いと思わせる仕事でもある。
今までの提案を変化させて、受け入れてもらう努力をする事でもある。
マーケティングの最終系は、何もしなくても売れることと聞いたことがあるが、
夢の話だろう。

結局マーケターとは、
人をわかろうとする器がある人
だと思う。

いろんなことを偏見なしに
見ること。
色眼鏡をかけないこと。
経験値という名の武勇伝を語らないこと。

まだまだ奥が深い。
終わりのない仕事だ。

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