見出し画像

共通テスト(旧センター試験)をどうしても実施したい文科省と感染拡大を恐れる大学・受験生

国公立大学の2021年度入試(2021年4月入学のための入試)日程は現在(2020年12月17日)次のように設定されている.

2021年1月16日,17日:共通テスト第1日程
2021年1月30日,31日:共通テスト第2日程(最初から第2日程を希望した受験生および新型コロナの影響で第1日程を受験出来なかった受験生)
2021年2月13日,14日:共通テスト特例追試(第2日程を受験出来なかった受験生)
2021年2月25日:個別試験(2次試験)前期日程
2021年3月12日:個別試験(2次試験)後期日程
2021年3月22日:個別試験前期・後期日程追試(新型コロナの影響で前期もしくは後期試験を受験できなかった受験生)

見ての通り,個別学力検査(2次試験)の追試が3月22日に設定されており,合否判定,合格発表,入学手続きに要する時間を考慮するともうこれ以上の延期は不可能だ.

共通テストは全国で同一の問題を利用するため,実施不可能な地域があった場合,全国一斉に延期または中止する必要がある.また第1日程の受験生全員を第2日程に振り分けるには確保している試験会場が少なく,準備は間に合わないだろう.

というわけで,もし日本のどこかで1月16日,17日に共通テストが実施できない状況になると,2021年度入試というか入学そのものを後ろにずらす必要が出てくる.

ここから先は

1,788字
この記事のみ ¥ 120

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?