見出し画像

【大人】意識的に生きる時代へ② ~意識することは変化へのスイッチ~

前回は「分別の時代」から「意識の時代」へ、人類がどう進化していくのか、という事を見てきました。では「意識の時代」って、どんな時代なのでしょうか。意識したら、何がどう変わるのでしょうか。身近な事として理解してみましょう。

「あたりまえ」に意識を向ければ変化が起きる

地域によって文化は違いますし、時代によって常識は変わって行きます。いろんな分野で「あたりまえ」だったことが「それ、ホント?」「おかしくない?」と人々が「改めて意識すること」で、常識が変わっていった例を考えてみました。

・専制君主制→市民主権(言うことを聞くんじゃなくて自分たちで決める)
・天動説→地動説(当たり前を疑問に思って調べたら、外が回ってるんじゃなくて自分たちが動いてた)
・許嫁や身分制度→自由恋愛
・いつでも導いてくださる存在が神様→ピンチの時にお願いするのが神様
・長男が家業を継ぐ→職業選択の自由
…など、数えればきりがありません。第5文化期と呼ばれるこの600年の間に、集団としての都合よりも、1人ひとりを大切にする方向に、常識や文化が変わっていることに気付きます。

常識って変わっていくものなのね

さらに縮めてこの数十年。自分たちが体験してきたことの中にも、以前当たり前だと思っていたことが、今は全然違う、という例があるはずです。どんな事があるでしょうか。一緒に考えてみましょう。

・会社発展のためには自己犠牲(「24時間働けますか」のCM)→会社発展は個人が生き生き働くことから(ワークライフバランス)
・誰でも学校に行けるようにする→学校に合わない子どもの場所を作る
・大量生産大量消費→持続可能な社会、ミニマリスト
・育児は女性の仕事→イクメン人気
・障がい者は家で暮らす→社会の中で暮らす
…などなど。

これらの変化も、当たり前に受け入れていたことについて、多くの人が立ち止まり、「これって正解?」「自分はこんなのイヤだ!」と意識してみたのが始まりなのでしょう。最初は何人かの勇気によって。

意識する事で、変化を起こす

もっと小さな事に目を向けてみても、いくらでもあります、目の前に。直近では「子どもの頃、親が愚痴を言ってるのがイヤだった」と話す夫に、「アナタも子どもの前で愚痴ってるよ?」と伝えたことがあります。「え、そう?! これから気を付けるわ」と、その時初めて気が付いたようです。それ以来、愚痴っぽい事はあんまり言わなくなっているようです。意識するだけで変われるなんてスゴイ! おりこうさん(^^)!

「レコーディングダイエット」や「仕事の見える化」なんていうのも、意識することで変わる、という好例だと思います。意識的になることでモノゴトが変わって行く。これは、いろいろなシーンで応用が効きそうです。意識することが変化のスタートスイッチなんだとしたら、どんどん使ってみたいものです。「意識する」ことなら、自粛期間中に1人で家に居たってできますから。

お読みくださりありがとうございました! スキやコメントをいただけると励みになります。 サポートは子どもたちの活動費用に使わせていただきます。