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屏風の虎退治、このはし渡るべからず

おはようございます
3連休明けの火曜日の朝です

昨日は一日中事務所で作業
午前中と午後にそれぞれ来客一件対応
あとはひたすら申請書類の作成

さて1月9日は
頓知が利いたことで知られる一休さんから
【いっ(1)きゅう(9)】の語呂合わせにちなんで

頓知(とんち)の日」として記念日とされています
一休さんは名は正式には

一休宗純(いっきゅうそうじゅん)

と呼ばれて室町時代中期に実在した
臨済宗の僧だったそうです

屏風の虎退治
このはし渡るべからず

などの逸話は紙芝居や絵本の題材で
としてよく取り上げられていて
私も幼児から小学生の頃に楽しんで
いた事をよく覚えてます
テレビアニメの「一休さん」も見ていました

が、一休宗純に関するとんち話は実は
江戸時代の創作がほとんどという説もあり
実際の一休宗純については

修行を経て悟りを開くも
お寺からの認可証を捨ててしまう

僧でありながら70歳を過ぎて
20代の女性と同棲する

本願寺門主蓮如の留守中に居室に上がり込み
蓮如の持念仏の阿弥陀如来像を枕に昼寝をした

正月に杖の頭にドクロをしつらえ
「ご用心、ご用心」と叫びながら練り歩いた

などの記録が残っているそうで
破天荒で自由奔放ながら聡明な人物であった
とも言われているようです

またこうした行動を通して
当時の仏教の権威や形骸化を批判・風刺し
仏教の伝統化や風化に警鐘を鳴らしていた
と言って解釈もなされているようです

このような戒律や形式に囚われない生き方が
のちに民衆の共感を呼ぶこととなり
彼をモデルとした『一休咄』に代表される
頓知咄(とんちばなし)を生み出す
きっかけにもなったのだろうとされています

以下は一休宗純の言葉

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門松は冥土の旅の一里塚、めでたくもありめでたくもなし

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釈迦といふいたづらものが世にいでておほくの人をまよはするかな

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秋風一夜百千年
(秋風のなかあなたと共にいる。それは百年にも千年の歳月にも値するものだ)

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女をば法の御蔵と云うぞ実に釈迦も達磨もひょいひょいと生む

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世の中は起きて箱して(糞して)寝て食って
後は死ぬるを待つばかりなり

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南無釈迦じゃ娑婆じゃ地獄じゃ苦じ楽じゃ
どうじゃこうじゃというが愚かじゃ

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言葉のひとつひとつからも
常識をはずれた破天荒な生き方をかんじます

さて正月も開けて肌寒い毎日が続きますが
体調には十分に注意してお過ごしください

という訳で
今日も一日頑張っていきましょう!

画像の引用 Bianca Van DijkによるPixabayからの画像

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