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【グッドモーニング・データ】本日休刊日:ステップアウト流 問題解決術

5分で読める、最新の経営ヒントを毎朝お届け。日経新聞の記事の中から、マーケッター視点で「今、知っておくべきデータ」をピックアップ。ビジネスマンの「やりたい」の成功確率をアップしてもらいたい!そのために、必要な視点やマーケティング戦略立案のノウハウを紹介しています。

本日は、日経新聞の休刊日。思い思いのコラムを書く日です。

今日は、ステップアウト流の「問題解決術」について、お伝えします。

日芸非常勤講師歴22年

ご縁があって、日本大学芸術学部で22年間、マーケティングに関する非常勤講師を担当させていただいています。右脳系学生の皆さんに、クリエイティビティとは真逆(?)な左脳的知識の詰め込み(にならないように注意してます)を毎年、悪戦苦闘しながら実施させていただいてます。

担当してすぐの頃は、さまざまなマーケティングの書籍を引き出しにしながら、自分なりの解釈を加え、講義をしていたのですが、どうも、理解が進んでいるような気がしません。特にマーケティングの講義は、「カタカナ」が多く、その時点で頭の中のシャッターを閉めてしまう学生がとても多かったというふうに記憶しています。

講義中、一番前の席で居眠りをされることなんて、しょっちゅうでした。

担当させていただいた、2000年当時。まだYouTubeがなく、マーケティングの事例としての広告(主にテレビコマーシャル)を投影することさえ、非常に困難でした。事例として適切だと思った素材をVHSにダビングして、カバンに詰め込み、教室のビデオデッキで投影する。音声や画像が鮮明ではない中で、学習をしてもらう。そんな時代が続きました。

その後、さまざまな技術革新のおかげで、今では、滋賀県からZoomでオンライン講義を実施するという、なんとまあ、隔世の感とはこのことを言うんでしょう。

22年の間に、マーケティングを教えるポイントをどんどんと磨き込みました。ほぼすべての日芸生が「マーケティング」と言う概念に、僕の講義で初めて触れることになります。最初に「つまらない」と感じさせず、「むずかしそう」と拒否させず、「あ、なんだ、マーケティングって、物事の捉え方、考え方なんだ」とフレームワーク的思考にたどりついてもらいます。

たとえ将来、マーケティングに関わる職業につかなくても、人生のすべての局面で役立つ考え方・フレームワークを学んでもらえるよう、日々精進しています。

ムダな戦いを、省略する

多くの学生に、まず最初に知ってもらうこと。それは、戦略の大切さです。

戦略という言葉の意味を最初に理解してもらう。たったこれだけで、多くの学生の目の色が変わります。すなわち、誰しも人生の中で「あー、あれはムダな時間の使い方だった」とか「もっと、早い近道があったんだな」とかを感じた経験を持っているからです。

もちろん、仕事とは異なり、生き方や人生において、回り道や困難は買ってでも経験するべきだと思いますが。こと、仕事や事業においては、「ムダな戦いを省く」ことの必要性を感じてもらいます。

で、次の問い。何がムダで、何がムダではないのか。それをどのように見分けるのか。その問いの答えが、マーケティング的思考によって、3段階のプロセスを踏むことだ。と説いています。

問題だと感じることを、手当たり次第に、解決しようとすること。そのことこそが、もっともムダの多い戦い方になります。実際にアクションを起こす前に、まずは市場を、環境を分析してみる。その上で、基本的な戦略(戦いかた)を決めてから、具体的なアクションを構想し実行する。定期的に振り返り、実行内容についてPDCAを回し、改善を続けていく。

マーケティング戦略とは、たったこれだけ。日芸の学生さんたちには、この3ステップを中心に、豊富な事例と経験を交え、1年間をかけて学んでもらいます。

問題とは

博報堂勤務時代に、さまざまな研修を受講する機会を得ました。その中のひとつ、今でも鮮明に記憶している、二泊三日の集合研修がありました。そのタイトルは、「戦略コンサルティングワークショップ 問題解決編」です。

元マッキンゼーの齋藤先生が講師で、博報堂の営業・マーケ・クリエイターを生徒に「戦略とは問題解決とは」という原理原則について、わかりやすく解説していただいた3日間でした。

改めて、講義資料を見返すと、目ウロコの話ばかり。僕のコンサルティングの原点といっても過言では、ありません。齋藤先生、本当にありがとうございます。研修を企画してくれた、博報堂人材開発室の皆さん、ありがとうございます!

この研修ではさま座生フレームワークを学ばせてもらいました。その中でも、僕にとってもっとも大切なチャートが、以下。今でもいつでも、僕の頭の中にあるチャートです。

問題とは、現状とあるべき姿のギャップである。

この、シンプルなフレームワークに出会うか出会わないか。それだけで、その後の人生やビジネスには大きな差が生まれてくるのではないかと信じているほどの、考え方の枠組みです。

以下の書籍もおすすめです。

さ、今日はこれから、滋賀県米原市のクライアントさんに訪問。いつもと同じ様に、固有の問題を共通のフレームワークで、解決に導きます!


今日も、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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