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昨日の記事で木星について書きましたが

土星は木星の逆の意味を持つともいえる星です。
木星が拡大・成長を表すのに対し土星は縮小・制限という特徴を持ちます。

土星の守護神は時の神クロノス(ギリシャ神話)、サターン(ローマ神話)です。
限りがある時間のために、私たちは制限をかけられ束縛されますね。

土星のマークはこちらです。

陽喜屋さんより

時の神・クロノスが持つ鎌とする説、主要5惑星の5番目の星なので数字の5を模したとされる説があるようです。

土星は今の時期は日の出直前に東の空から昇ってきます。夜明け前の東の空には上から金星・火星・水星・土星と並びますが既に空が明るいので肉眼でとらえるのは難しいかもしれません。

古典占星術では凶星、なんて言われ方もしますが単純に凶、とか不吉、というわけではありません。
木星が「ま、いいじゃん」と緩いのに対し、土星は「それはダメだよ」と現実的に厳しく諭してくれる、頑固おやじのような存在です。
木星がアメなら土星はムチの役割を担いますが土星のおかげで私たちは責任を担い、社会性を身に着けものごとを現実的にかたちにしていくことができます。
土星には『リング』がありますね。土星には『枠』という意味もあります。『枠(リング』にはめられて窮屈でもあるけれど、この枠、ルールがあることで社会は安定し皆が安心して生きていけますよね。

土星は約2年半かけてひとつの星座を移動するので同級生やひとつ上、下くらいまでは土星星座が同じことも多いです。確かに1、2歳差くらいの同世代の人は「こうあるべき」という価値観が似ている気がします。

ちょっと厳しくプレッシャーをかけてくる土星ですが実はとても大きなご褒美をくれる星でもあります。
木星のテーマは取り組みやすい分、後に残らない、どちらかというと一発屋とかバブルのようなところもあるのですが
土星の課題を乗り越えるとベテランの職人さんのような確実に残る、一生モノのスキルを手にすることができます。
時間はかかるし、苦しいのですが土星のテーマに取り組むことで苦手なことを最も得意なことにできます。

アメの木星とムチの土星の両方を活用して楽しく、そして実りのある人生にしていけたらいいですね。