夢中で大好きなアーティストの音楽を聴き、憧れ、自分もこうなりたいと強く願っていた頃を思い出してください。
純粋に音楽が好きで、毎日のように歌い、楽器を練習した日々があったのではないでしょうか。
その頃の感覚を思い出したり、その頃に聴いた音楽を聴くと、リフレッシュするということもよくあります。
音楽というのは本当に凄い力を秘めているなぁとつくづく感じますね。

オーディションなどでステージに立つ時に、他の参加者のクオリティーに圧倒されて萎縮するってことはありますよね。
他人と比べて自分が未熟に思えて悲しくなるというような。
そういう時には、ただただ人前で歌いたいとか、将来オーディションのステージに立ってこういうふうに歌うんだと想像してワクワクしていた頃の気持ちを思い出してください。
そこには他者の介入は全くありません。
自分一人の想像の世界です。
ヒーローやヒロインに成り切るんです

不合格になったらどうしようとか、上手く歌えなかったらどうしようというような邪念は一切なかったはずです。
そしてその頃に憧れ待ち焦がれたステージが今ここなのだと思ったら、思い切って自分をアピールし、表現することができます。
結果がどうのとか、あの人にはかなわないとか、そんなもんどでもいいってことですね。
自分が歌うこと、表現することだけに集中するんです。
結果は結果として出るものですが、やりきった感があれば後悔はないはずです。

実際にある大きいオーディションに出場することが決まったアーティストに、こういったアドバイスをしたことがありますが、思い切って歌うことができて心から楽しめたという報告がありました。
結果、審査にも通ったので何度も感謝されましたが、それは本人の魅力がそのステージで出せたからであって、私はちょっと背中を押しただけです。

よく初心に帰れというような言葉を耳にしますが、実際にそれはどういうことなのかわかりにくいものですが、音楽で例えるとわかりやすいですね。
出会って衝撃を受けた音楽やアーティストの記憶はいつまでも色褪せません。ずっと心の中に強い印象として残ります。
時々はその記憶を取り出して味わってみましょう。
連鎖していろんな記憶が蘇ってきて、気持ちがリセットされますから。

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