楽器の音を聴き分ける能力


カラオケでしか歌ったことがない人の特徴の一つが、楽器の音を聴き分けられないことです。
つまりカラオケ全体を歌うための伴奏として聴いてしまうために、その中からベースだけを聴くとか、ドラムのハイハットだけ聴くというようなチョイスができないのです。

カラオケでしか歌ったことがない人が初めてバンドで歌うときは、多くの人が混乱します。
まず音圧に驚くのと、あちこちで楽器の音がするので、どれを聴いたらいいのかわからなくて戸惑うんですね。
ちょっとしたパニックになることもありますね(笑)

楽器の音を聴き分ける能力は、楽器やバンド経験のある人は自然と身に付くことが多いのですが、実はこの能力は重要で、音程が取りづらいときにはベースを聴くとか、ハイハットやスネアを意識しながらグルーヴを出すということができます。
例えばバンドもやり始めたばかりの時期は、全員がスネアのタイミングでアクセントを感じながら演奏すると、以外とまとまるというかバンドとしてのグルーヴが出ます。

初心者はステージ上のモニタースピーカーの聴き方もよくわからないものですが、慣れてくると自分の好みでリクエストできるようになります。
例えばキックとスネアを大きめにして欲しいとか、ギターを少し下げて欲しいとかね。
自分が聴きたい楽器の音量を調整してもらえるのです。

これがわからないと、やりにくい時に何をどうしてもらえばいいのかわかりません。
だから経験の少ないヴォーカリストには、弾き語りをやってみることや楽器と合わせることを勧めます。
生の楽器と合わせることで身に付くことが多いからです。

カラオケはとても便利なものではありますが、楽器と合わせることの楽しさや感動を知ることです。
それを知った上でのカラオケならいいのですが、カラオケしか知らないというのはシュミレーターでしか運転したことがないというのに似ていて、実際に道路に出るとまるで違います。
免許を取得した人ならわかると思いますが。

楽器でも歌でも他のプレイヤーがどんな演奏をしているのか聴くことはとても大事です。
自分のことでいっぱいいっぱいになってるようじゃダメなんです。
音でコミュニケーションが取れると音楽って本当に楽しいものですから、楽器と合わせたりハモったりすることで耳を鍛えていきましょう。



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