セルフプロデュースの本質を知る


このブログでもセルフプロデュースについてよく書いていますが、音楽アーティストはレコード会社や事務所に頼らずとも自立してやっていくことが可能な時代になりました。
現在「えぼしーず」という4名のチームでセルフプロデュース型で活動している工藤江里菜は、メジャーデビューをしたこともないし、レコード会社や事務所との契約は一切ないし、スポンサーがいるわけでもありません。
完全に自立してアーティストとして経営者として活動をしています。

わかりやすく言うと、矢沢永吉さんがマネジメントもレーベルも自身で経営されてるのと同じ形をとっています。
確か矢沢さんの会社のスタッフは約50名ほどと聞いたことがあるので、その規模はうんと違いますが(笑)
ただ、原則的に自己完結型経営というところは同じです。

アーティスト単位で会社になっているといえば理解しやすいと思いますが、例えばバンドであればメンバー全員で役割分担して、音源制作やライブ制作、グッズ制作などはもちろん、マネジメント業務全般にわたってセルフでやっていくという方法もあります。

つまり、メンバーとして楽器だけ弾いていればいいという立場ではなく、例えばベース担当だけれどもデザイナーとカメラマンを兼ねていて、ドラムはレコーディングに関して録りからミックス&マスタリングまで全てやる。
そしてギターがマネージャーとしてスケジュール管理や対外的なところは仕切っていて、ボーカルは作詞作曲もやるけど経理担当でもあるとかね。
バンドのメンバーで完結してやっていくことは可能です。
まぁマネージャーがメンバー以外でいてもいいのですが、利益を全員で分配するとしたら人数が増えるだけ取り分が少なくなります。

一人で何役もこなすことになるので、音楽以外のことはあんまりやりたくないとか、オレはPC苦手だからとか、新しいことにチャレンジするのは面倒だということなら、仕事として成立するのは難しいでしょう。

つまり今までやらなかったことにも挑戦して、写真を加工できるようになるとか、動画の編集をやるとか、自分自身の能力を自分で引き出していく、自分の可能性を広げていくこともセルフプロデュースでの重要なテーマなんです。
だって今までと同じやり方をやっていてもダメってことははっきりしてるんですから。

演奏だけしていればいい、環境はスタッフが整えてくれるというのは昔の話で、CDが売れていた頃のやり方や感覚を早く捨てることです。
もし今、音楽でCDに変わって売り上げを上げることができる「何か」があるのであれば、それをやればいいと思いますが、なんもないですよね?
そしたら自分たちで考えてやるしかないんですよ。
食うためにね。

今だにメジャーデビューを目指すアーティストもいますが、何度も書いているように縁があればデビューすることもできるでしょう。
ただ、メジャーデビューしても食えるようにはならないんです。
これははっきりしているので言っておきますが。
そしてデビューのために用意された予算が尽きたら契約終了です。
ということは振り出しに戻るということですね。

もう一度書きますが、セルフプロデュースとはプロデューサーとして自分自身の能力を引き出していくことなんです。
自分自身の能力を開発することであって、つまり「やれることを増やす」ことなんです。
そうすることで、物事がより立体的に見えるようになり、自分自身の可能性もうんと広がります。

もう他の誰かを頼ることはやめましょう。
自分でやりましょう。
その依存体質から抜け出して、自分で考え行動を起こさないと音楽で食べていくのは難しい時代になったのだということを知ってください。



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【 LESSON 】  セルフプロデュースレッスンの詳細はこちらhttps://note.mu/stevekoyama/n/n1a118edd17a6 


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