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大人の金銭感覚についていけない

夏前に旧友たちと旅行へ行こうという話をしていまして、昨日スケジュール調整のため旅先などについて協議をおこなった。3人でLINEのグループ通話をつなぎ、雑談まじりにあれこれと案を出し合う形式で、気づくと3時間くらい経っていました。その話し合いのなかで、僕は1つ大きなカルチャーショックを受けたのである。

話の流れとしては、まず行き先を決め、その後に宿を決めます。この宿がポイント。提案してもらった温泉宿は1人1泊2万円ほどでした。金額を聞いた時、噯にも出さなかったけれど、僕は内心かなり仰天してしまった。思えば、大人になってから友人と旅行に行った事などほぼない。記憶にある限りだと1度だけかな。それも少し特殊なケースだったので、今回はカウントせずにおく。僕は「金銭感覚〜大人の旅行篇〜」を心得ていなかった。中高生の頃、友人とゲーセンに行ったり映画を観に行ったりということはよくありましたが、よほどの豪遊をしない限り5000円は超えないでしょう。それが子どもの遊びに対しての金銭感覚だ。僕はそこでストップしてしまっていた。なので、2泊3日の旅行をするなら交通費+宿代+食事その他諸経費で10万円弱ほどかかることに驚きを隠せない。

じゅ、じゅうまんえん・・・?僕は普段、そこまで大きな額を1度に使うことはない。車検などを除けば、趣味で使うお金は1度にせいぜい5万円ほどか。なので、その倍の金額を使う勇気を出せずに尻込みしているのだ。いやこんなもの金額の問題じゃないんだ、そんなことは分かっている。仲のいい友人と旅行に行ける、それがどんなにプライスレスなことか。友人がいなければ100万円払おうが1000万円払おうが得られない経験。分かっていても出費を渋るこの資本主義の犬めが!我ながら本当に情けない。

件の友人は僕のこの日記を読んでいる可能性があり、通常であればこんな身も蓋もない胸の内を知られては今後の関係がギスギスしかねません。しかし、友人だからこそ別に隠すようなことでもないと思っています。この程度のことで歪になるような関係であれば、もとより旅行など行きません。嗚呼、しかしこの賤しい性分だけは。殴る、蹴る、石礫を投げる。好きにしてもらってかまわない。

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