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冬用タイヤに替えるつもりのなかった男の末路

今日は思いっきり日記です。僕は毎日こうして日記を書いているはずなのですが、実は日記らしい日記というのは少ないのですね。ということで、今日はとっても珍しい純度100%の日記です!安いコタツ記事みたいなタイトルですが、日記です!

僕はPEUGEOT 208 GTという車に乗っています。田舎なので、車が必須なのです。とはいえ、僕はいまリモートワークで働いていますから、出社の必要はないしちょっとした買い物なら徒歩でなんとか行ける。それでも、映画を観に行ったり大好きなケーキ屋さんに行くためには車が必要です。あと単純にドライブが好きです。というわけで車を所有してはいますが、雪の降る季節にスタッドレスタイヤを買う必要があるのかどうかで悩んでいた。冬用タイヤって、僕の車の場合だとホイール込みで20〜30万円ほどかかるんですよね。仕事で必要ならともかく、半分趣味で乗っているような車にこの金額はイタイ。2〜3カ月くらいなら辛抱するかと思い、冬用のタイヤは買わない腹積もりでいた。しかし、僕の心を揺るがすような出来事が2つ起きた。

まず1つは友人からの一言。たまにサウナへ一緒に行く友人がいるのですが、彼に上記のとおり事情を伝えたところ「さすがに冬用タイヤ買わないはパワープレイすぎないか?」と言われた。実は彼も出勤に車を使っていない。職場が自宅から近いため普段は自転車で通っている。冬でも長靴を履けば歩いて通える距離だ。そんな彼ですら、冬用タイヤに替えているのだという。いわく「2〜3カ月車ナシの生活はきつい。それに、車もたまには動かしてやらないとエンジンがかからなくなったりバッテリーが上がったりする」とのこと。たしかに、後半部分は一理ある。故障してしまっては、あるいはタイヤを買うより修理にお金がかかるかもしれない。ぐぬぬ。。そして僕に決定打を下したのは、また別の友人だ。車畑の人だったので、相談がてら僕の状況をお話ししたところ「中古のタイヤなら安く買えるよ」とアドバイスをいただいた。ズギュゥーンと僕の心は撃ち抜かれてしまった。中古という選択肢が盲点だったからだ。で、肝心なのはお値段だ。いくら中古とはいっても、元値が元値だ。中古本や中古ゲームを買うのとはワケがちがう。友人が後程調べておいてくれるというので、僕はお言葉に甘えて彼からの連絡を待った。おんぶに抱っこだ、ありがたい。

そして、帰宅後まもなくメッセージが送られてきて、そこにはヤフーオークションの画面のスクリーンショットが。5万円と表示されていた。ご、ごまんえん!20〜30万円という金額を考えればべらぼうに安い。破格だ。しかし、いくら元値より安くとも、5万円という金額自体は決して安くはない。諭吉5人分。もう決心しかかっていたが、最後の1歩が踏み出せずにいた。そこで、僕は自分でも調べてみることにした。タイヤおよびホイールのどういう部分に気をつけ、どの数字を確認すればいいのかなどを教えてもらい、自力でリサーチを進める。その結果、2.5万円の商品をメルカリで見つけた。5万円で決心がつかなかったくせに、2.5万円は安すぎてちょっと怪しんでしまっている自分がいる。面倒くさいやつだ。しかし、僕の乗っている車はあまりメジャーな車種ではないため、そもそもマッチするタイヤの流通が少ない。必然、比較検討する中古商品の数は少なくなる。であれば、迷っている暇はない。他の人に買われてしまう前に・・・ええい!ままよ!僕は購入しました、2.5万円のタイヤを(突然の倒置法)。

しかし届くまでとてもハラハラでした。タイヤが届いたはいいものの、自分の車種にハマらなければとんだ粗大ゴミですからね。そして雪が本格的に積もる前にタイヤは到着、整備場へと持っていきました。事前に伝えてはいたものの、「あ、外車ですか?」と眉間にシワをよせ尋ねてくる。なんだか申し訳ない気持ちになる。「あ、はい・・・。大丈夫ですか?」と確認する。予約が取れているのだから、もちろん問題はない。あと、僕は「外車」という表現をされるのがあまり好きではない。排他的で冷たい感じがするからだ。まあそんな僕のこだわりはいい。とにかくタイヤの交換さえ滞りなく進めてもらえれば、それ以上のことは何も望みません。ドキドキしながら作業を待つこと30分・・・問題なく冬用タイヤに換装できました!嬉しい!ブゥンブゥン!ここ数日間で1番大きかった悩みの種が消し飛びました。あとは池井戸潤の某作品のようにタイヤが吹っ飛ばないことを祈るだけです。そんなわけで、とってもお得に冬の足を手に入れたので、今後も楽しくカーライフを送っていこうと思います。なんとまあ日記らしい締め方なんだ。いいんです、今日は純度100%の日記なのですから。

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