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辞めたい、と思った時に読んでください

あまりに眠過ぎます。仕事を終えヘトヘトになり、すぐにでもベッドにダイブしてしまいたい。そんな日でもこうして日記を書くと決めた以上、寝るわけにはいかない。いや、もういいんじゃないか。わざわざ毎日日記を書く必要なんてないんじゃないか。時間ももったいないし。などと、日記を書くのを辞めようと思うこともたまにあります。けれど、つらい時こそ踏ん張りどころなのです。大学受験を控えていた頃、学校の先生に言われて今でも大事にしている言葉があります。「調子の良いときは誰だってがんばれる。だからこそ、調子の悪い時にどれだけ踏ん張れるかが大事なんだ」という、陰気な僕には似つかわしくないアオハル感溢れるフレーズだ。けれど、学生時代だけでなく、大人になった今でも胸に突き刺さる言葉です。

僕は完璧主義なところがあるので、調子が悪いときでも調子が良い時と同等の成果を出さなければならないと思い込みがちです。そうして自分で自分の首をしめている。仮に調子の良い時のパフォーマンスを100%だとして、調子が悪い時はどんなに頑張っても70%だとしましょう。自分のなかでは、この30%の差はとても大きい。こんなんじゃダメだ、ズタボロだ、やった意味がない、そんなふうに酷評してしまう。しかし、それは自分に厳しすぎるだけなのです。客観的に見るとこの30%の差なんてそれほど大きなものではなく、大概は誤差の範疇なのだ。自分としては「やらないほうがマシだ」と思えるような出来栄えでも、他人からはさほど気にならない。それよりも「やったかどうか」のほうがよほど重要だ。自分のおこなった作業の内容は、当然自分が1番よく把握している。細かいところまで分かっているからこそ、粗も気になる。大丈夫、他人はそんなところまで見ていないよ。ヤケになって投げ出して「やらない」という選択をする方がよほど悪手だ。

結果が多少不恰好であろうとも、とにかく「やる」ということが大事です。実際、僕は今日の日記を半ば思考停止で書いていますが、案外わからないもんじゃないですか?こんなことを言うと読んでくださっている方に失礼でしょうか。しかし、多少手を抜いても文章を書けるのは、毎日日記を書き続けているからに他なりません。手癖がついているのです。それに、いつも完璧な日記ばかり書いていても面白くありません。後で読み返した時に、この時は調子が悪かったな、とか、きっとイライラしながら書いたんだろうなとか、自分の気持ちの変化を観察するのも日記の楽しみの1つですからね。「辞めたい」と思った時こそ、結果を気にせずひとまずやるだけやってみましょう。それで散々だったら、その時に考えればいいんですから。ほら、僕もなんとか書き終えられましたよ。

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