Japanese Stock Investor

1992年生まれ 兼業投資家です。 https://www.youtube.com/…

Japanese Stock Investor

1992年生まれ 兼業投資家です。 https://www.youtube.com/channel/UC8YfdlZgyqz5mW6IPoXw3Jg

最近の記事

【理由考察】バークシャーがHP株取得、42億ドル超相当

2022年4月7日。 バークシャー・ハサウェイが パソコン・プリンターの大手、ヒューレットパッカードに 投資したことが発表されました。 個人的にウォーレン・バフェットを尊敬しているので、 以下に、今回の投資に結びついたと思われる理由をまとめます。 ■結論以下の理由により、ヒューレットパッカードに投資したのだろう。 規模の経済による、コスト競争力の高さ 極めて安定したキャッシュフロー。マイナスのキャッシュ・コンバージョン・サイクル 割安感の高い価格 PC関連は、爆発

    • まとめ Berkshire HathawayによるAlleghanyの買収

      バークシャーがアレガニーを116億ドルで買収することが、 2022年3月21日発表されました。 個人的に、ウォーレン・バフェットを尊敬しているので、 今回のM&Aの内容をまとめておきます。 ■まとめ① バークシャー・ハサウェイが、(小型のバークシャー・ハサウェイ類似企業)を買収した感じ。 そのため企業文化や事業内容も相性が良いだろう。 ② アレガニーの収益性はバークシャー・ハサウェイより劣るので、買収による短期的な収益向上は見込めないが、 バークシャー・ハサウェイの保険

      • 四季報 22年春号 割安だと思った企業 3社

        四季報 22年春号が発行されました。 個人的に、割安で放置されていると思った企業を3社。 理由付きでメモして行きます。 Hamee 3134スマホやタブレット向けアクセサリーのデザイン・販売。クラウド型EC事業支援システムも展開している企業。 23年4月期では自社ソフトウェアのサーバー費や、 コスメ事業の広告宣伝費が重なり、 一株当たり利益は横ばいを予定。 将来の事業成長に向けた先行投資フェーズ。 再来年頃に投資が一巡すると思うので、24年4月期の利益増に期待できる。

        • ソフトバンクグループがDiDiの株価下落により受ける影響を推定 ■結論 含み損▲1.2兆円(2022年3月13日時点)

          ■なぜこの記事を書くのか?22年3月11日に発表された以下の記事にある通り、 DiDiは香港への上場準備が停止されました。 それにより、株価が一日で▲42%下落となりました。 ソフトバンクグループはDiDiの筆頭株主です。 この影響が22年3月期決算に大きく出るのは免れ得ないでしょう。 具体的なDiDiの株価下落による、ソフトバンクグループへの業績影響を、判明させる為、この記事を書きます。 ※1 手短な内容になりますが、皆さん気になると思うので有意義かと思いました。 ※

        【理由考察】バークシャーがHP株取得、42億ドル超相当

          Grabの決算要約 2021年締め決算

          ■なぜ、この記事を書くのか?ソフトバンク・ビジョン・ファンドの主要投資先の1つである、 Grabの株価が、上場来▲72.9%という結果となってます(2022年3月5日時点)。 その要因を調べたいと思いました。 Grabが公開した21年4Q資料を中心に説明していきます。 https://investors.grab.com/static-files/ac8e3bfa-ab2e-4efd-af9e-02f5cc2c42d0 ■まとめ①売上や事業KPI、ビジネスモデル開発は順

          Grabの決算要約 2021年締め決算

          ソフトバンクグループの22年3月期第3四半期業績は苦戦しているが、過剰な心配は不要な訳 そもそもベンチャーキャピタルってそんなもんでしょ

          ソフトバンクグループの22年3月期第3四半期の業績が不調であり、 メディアやSNSでは批判的な意見が多いのが昨今の状態です。 一方、個人的には、ソフトバンクグループの投資対象としての魅力は衰えていないと考えます。 その理由を以下に記載します。 ■結論 ソフトバンクグループの22年3月期第3四半期業績は苦戦しているが、過剰な心配は不要上記結論の理由は以下となります。 そもそもベンチャーキャピタルは業績変動性が高いので、現在のソフトバンクグループの業績下振れは通常の事象。沢

          ソフトバンクグループの22年3月期第3四半期業績は苦戦しているが、過剰な心配は不要な訳 そもそもベンチャーキャピタルってそんなもんでしょ

          和製バークシャー:光通信の米国株保有状況 21年12月末時点 約9億ドルのポートフォリオの中身。光通信の米国株投資は利上げでも順調だろう!

          光通信は日本のバリュー株への投資が有名ですが、実は米国株投資も手掛けています。 IR資料上では情報が少ないので、まとめるのは有意義だろうと思い、投稿します。 ■要点光通信の保有する米国株は21年12月末時点で、9億ドル超え その過半数がバークシャー・ハサウェイ、1社 22年1月以降、利上げで市場全体が下げているが、バークシャー・ハサウェイの株価は堅調なので光通信の米国株投資はダメージが少ないだろう(2022年2月11日時点) 全般的に、ハイテクな高PERのグロースでは

          和製バークシャー:光通信の米国株保有状況 21年12月末時点 約9億ドルのポートフォリオの中身。光通信の米国株投資は利上げでも順調だろう!

          光通信が電力取引価格高騰により受ける、業績影響を試算。妥当シナリオで営業利益21年3月期比90%。予想PER17.5倍

          最近、光通信の株価が下落傾向にあることが、気になりました。 同社は電力小売事業を行っており、 昨今のエネルギー価格上昇に伴う、電力卸売価格の高騰の打撃を受け、 電力小売事業が業績の足を引っ張っています。 この状態の深刻度が気になったので、 以下の通り、光通信が電力卸売価格高騰により受ける業績影響を試算してみました。 ■結論 前年比営業利益減になる可能性が高いと予測。妥当シナリオ(パターン2)で21年3月期比90%■前提1 以下が光通信が直近の22年3月期第2四半期決算説明

          光通信が電力取引価格高騰により受ける、業績影響を試算。妥当シナリオで営業利益21年3月期比90%。予想PER17.5倍

          ウイングアーク1st 中期経営方針。投資家観点のポイント

          2022年1月13日にウイングアークが中期経営方針を発表しましたが、 その次の日、株価は▲14%。大幅下落しました。 中期経営方針のポイントを投資家の観点でまとめます。 ① 事業のクラウド化を加速し、リカーリング収益の最大化を目指す上記の通り、ウイングアークはこれまで、クラウドサービスを提供しながら事業を拡大して来ました。 今後もその方針を継続し、毎月安定的な収益が見込めるリカーリング収益の最大化を目指すみたいです。 ② ①実現の為に今後3年間、毎年18億円の費用計上を

          ウイングアーク1st 中期経営方針。投資家観点のポイント

          フューチャーベンチャーキャピタル(8462)の企業価値分析 結論:22年1月時点割高では?

          年末年始に投資対象企業を探す中で、 フューチャーベンチャーキャピタル(8462)が気になったので、 以下の通り、企業価値分析の内容を共有します。 ※参考1 フューチャーベンチャーキャピタルのコーポレートサイト ※参考2 マネックス証券 銘柄スクリーニングの抜粋 ■結論22年1月時点では割高と判断 ■判断理由①実績PER:直近12ヶ月の当期純損益を元に算出 ②PBR:直近決算の自己資本を元に算出 ③ROE:①と②を元に算出 上記3つの観点から考えてみました。 詳細は下

          フューチャーベンチャーキャピタル(8462)の企業価値分析 結論:22年1月時点割高では?

          光通信の米国株保有状況 21年6月末時点 & バークシャー・ハサウェイとの比較

          ■「docoh」光通信の米国株保有状況を確認できるサイト上記リンクの「docoh」というサイトを使えば、 光通信の米国株保有状況を確認できます。 検索欄に「Hikari Tsushin」と入力するだけです。 ■保有株式の推移 大半がバークシャー・ハサウェイ 薄い紫の部分がバークシャー・ハサウェイです。 過去から遡っても一貫して、 バークシャー・ハサウェイが光通信の米国株ポートフォリオで、 過半を占めていることがわかります。 21年6月末では、 保有米国株の時価総額は7

          光通信の米国株保有状況 21年6月末時点 & バークシャー・ハサウェイとの比較

          世界最高リターンを誇るヘッジファンドの投資先と戦略 Kora Management

          前回の投稿に引き続き、 四半期ごとで「HedgeFollow」というサイトに掲載されている、 「Top 20 Best Performing Hedge Funds」で最高ランクの、 ヘッジファンドを調べます。 21年9月末時点では、 「Kora Management」がトップでした。 2021年9月末から遡って、 3年間で298%のリターンで、 年率58%という驚異的なリターンです。 ※参考 「Kora Management」のコーポレートサイト ■Kora Man

          世界最高リターンを誇るヘッジファンドの投資先と戦略 Kora Management

          VTEX 企業分析 ソフトバンク ラテンアメリカファンドの上場企業

          ■なぜVTEXを取り上げたか?① ソフトバンクグループにおいて、 まだ、ラテンアメリカファンドの収益貢献は、小さいですが、 いつか、1つのIPOで数千億円のリターンをもたらすことが期待されます。 ※ラテンアメリカファンドは21年9月末時点でソフトバンクグループの  保有株式価値の3%の構成比率です。 現在、ラテンアメリカファンドが投資している中で、 既にIPOした企業の開示情報を読み解きながら、 ラテンアメリカ企業の成長ポテンシャルを理解したいと思いました。 ② また、

          VTEX 企業分析 ソフトバンク ラテンアメリカファンドの上場企業

          Grabの決算解説 ソフトバンク・ビジョン・ファンド 投資先のIPO ソフトバンクグループ

          ■なぜGrabを取り上げたか理由は以下です。 ①ソフトバンク・ビジョン・ファンドの主要投資先の1つ ソフトバンクによるグラブへの投資額は約27億ドル(約3000億円)に上るとされています。 ②22年3月期におけるソフトバンクグループの業績を左右する大きな要因の1つ また、Grabは22年3月までに、IPOを予定されており、 2Qで大きく落ち込んでしまったソフトバンクグループの業績回復を牽引する役割を期待されています。 以下が、ソフトバンクグループの21年度2Qの投資家

          Grabの決算解説 ソフトバンク・ビジョン・ファンド 投資先のIPO ソフトバンクグループ

          世界最高リターンのヘッジファンドは具体的に何を購入しているのか? Whale Rock Capital Management

          今回は「HedgeFollow」というサイトで纏められている、2021年2Q時点での過去3年間リターンランキングがトップのヘッジファンドを調べます。 ※HedgeFollowにおける、3年間リターンの計測は、  各ヘッジファンドの期間中上位20銘柄の成績によって成されます。 21年2Q時点の3年間リターンでは、「Whale Rock Capital Management」がトップです。 主要な投資先は、 ・Amazon(eコマース) ・Shopify(eコマース) ・C

          世界最高リターンのヘッジファンドは具体的に何を購入しているのか? Whale Rock Capital Management

          Lyft:赤字から黒字転換する、成長企業には何が起こっているのか「2四半期連続の調整後EVITDA黒字を達成」

          ■なぜ、Lyftを取り上げたか?上場してから、一度も継続的な利益を出して来なかったLyftが、 21年度3Qでようやく、2四半期連続で、EVITDAを黒字化させた点が気になりました。 株式投資では、長い赤字状態から、持続可能な黒字の成長企業へ展開するタイミングに投資できると利益を出しやすいです。 今回はLyftを例として、 赤字から黒字に転換する、成長企業には何が起こっているのかを、理解することを目指します。 ※以下リンクのLyft 21年度第3四半期 決算説明資料を元

          Lyft:赤字から黒字転換する、成長企業には何が起こっているのか「2四半期連続の調整後EVITDA黒字を達成」