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扉を開けて・・・

 平日の
   晴れた日の
           昼下がり

扉の前に立ったオレは
インターホンのボタンを押した

ピンポーン!

この話は、☝️のお話。
「平日の昼下がり」の続きである。

扉の向こうから
足音が聞こえる。

数秒して
インターホンのスピーカーから
女性の声が聞こえてきた。
「ご予約の◯◯さまですね。」

「はい、そうです。」

「お待ちしておりました。」
「それでは、今、開けますね。」

少し低音で、
ちょっとハスキー、
それでいて落ち着きを
感じさせる声だった

ガチャン

扉のロックが
解除される音がして
扉が開いた。

明かりがついていないので
顔がよく見えなかったが
髪はセミロング、
薄化粧で
背丈は160cmあるかないか

見た感じ・・・、
いや、全体的の雰囲気は
悪くない。

特に美人とかではなく
スタイルも普通、
だけど、尖った感じはなく
話はしやすそうだ

「どうぞ、」
彼女は、
室内へ入るよう促した。

そして、
オレに全てを
判断させる時間を与えずに
すぐに踵(きびす)を返し
背を向け、
奥の方へ歩いていった。

オレは靴を脱ぎ
彼女が歩く方向へ
歩いていった。

うしろから見ると
背丈は
それほど高くはないが
黒のワンピースを
まとった後ろ姿は
腰のラインが
絶品だ!

スカートの長さは
ヒザより
やや、上のあたり、

髪は薄く
茶色に染めている程度で
背筋も伸びていて
背中は、
キレイなラインを
かたどっている。

(制服のおかげでも、
                あるのかな?)

そんなことを思いながら
3つある部屋の
一番奥の部屋へ、
案内され、

そして、そのまま
お部屋の、
一番奥に置いてある
椅子に座るように
促されたので
そのまま座った。

木造であり、
ひじ掛けがあって、

背もたれに、
もたれかかると
少しばかり気持ちがイイ。

(イ◯アかな?)
雰囲気だけで
オレは連想した。

セラピストさんは
オレの前に
片ヒザを着き

「本日は60分コースで
                      よろしかったですか?」
と言った、

目の前には
腰の高さほどの
ベッドが置いてある。

色は濃い茶色。
ベッドの脚を見ると
折り畳めるように
なっている。

台の上には
大きめの茶色の
タオルがひいてあり

オレは、これから
ここで、オイルマッサージを
受けることになる。

胸の奥に
    邪(よこしま)な想いを
                 抱えながら・・・


この物語は
「扉の向こう側で」に続いていく・・・。

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