詩【どろけい】

恥じらいと想像に苛まれては
心の器 少し欠けたような

これはもう戻らないことなのか?
多少直すこともできるのか?

足りない例えで例えてみたら
どろけいみたいなことだろうか?

捕らえられたうえでまた
見計らって弾き出されたような

少し繊細な胸の内だな
その少しの繊細さは

あともう少しの幅があれば
と思うことも少なくないから
それでまた弾き出されるのかな

ゆらゆらと揺れる状況や立場
半端者さえも掲げたがるあたりまえは
よくわからないことが高速で逆走しているから
君の感情まで回り回り環状線になってしまった

それじゃ直らないかな?
少し欠けたまんま それも良いだろうか?

どちらでも良いのかもしれないから
フレッシュな気持ちでやっていこうか

ともすれば何もかも明るく元気に正しすぎるのは
違和感にしか繋がらないから

捕まえに来てみな
捕まえに行くから

それがおそらくは
この心とその心とを結ぶはずだから

半信半疑くらいな
そんな親しみを持った灰色でいることが
楽しみつつもどろけいを続けるコツなのかもな

少し欠けたような心の器は
そこはかとなくどろけいのようだ


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