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140字小説 「図書館の扉」

図書館の扉を開けると、大きく息を吸い込む。古本のにおいで満たされる。何とも言えないゾクゾク感が体中を駆け巡る。

そっと息を吐き出し、足を踏み入れる。床のカーペットが静かに足音を吸い込み。

棚の間を歩きながら、背表紙をなぞる。本がささやきかけてくるようで、どれを手に取るか迷ってしまう。



時間を割いてくれてありがとうございました。

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