猫と暮らす その55 トレーニング開始

我が家には「妖怪ボトル舐め」というオリーブオイルのボトルをなめるというおしゃれな妖怪がいた。
いつしかその妖怪はどこかへ去っていったのだが、最近新たに「妖怪スリスリ小僧」というニンゲンの足を見つけると擦り寄ってくる四足歩行の妖怪が現れた。

ボトル舐め=スリスリ小僧=ムッシュなのだが、彼の変遷を簡単にまとめると以下のようになる。

・我が家に来た当初 「ビビリ」
・半年後 「妖怪ボトル舐め」
・1年後 「地蔵」
・1年1ヶ月「妖怪スリスリ小僧」

妖怪から地蔵になり、また妖怪である。
こっちが勝手に彼の行動からあだ名をつけているので、ムッシュは悪くないのだが、すごい変化っぷりだ。
特にこの1ヶ月の変化がすごい。ムッシュの甘えの加速度がすごく、もはやマダムよりも甘えん坊なのではないだろうか。

なでられたくて仕方ないように感じられるほど、すり寄ってくる。
「なでてくれモードが」ほぼ常時発動中なのだ。
なでてくれなければ、10センチくらい距離をとったところに丸くなり、なでられ待機になる。

ひとしきりなで終わって「なでてくれモード」が解除されても、一度離れるとすぐにリセットされる。極端な話トイレから戻ってくるとリセットされる。

猫ってこんなに甘えん坊なのね。
嬉しい認識違いだ。モフりまくりの日々だ。

ただし、彼はまだ抱っこさせてくれない。
抱っこしようとすると鰻のようにつるりと腕をすり抜けていく。
が、足元にまたすり寄ってくるのだ。

というわけで長くなりましたが、地道な抱っこトレーニングを初めたという報告です。

2018.5生まれの2匹の猫ズとの生活の出来事、おもひで。 ハチワレのオス ムッシュ キジ白のメス マダム はじめての猫、はじめての多頭飼い。手探りの共同生活で気づいたことや思い出のログとして、駄文を書き留めています。