『道化死てるぜ!』 感想

死んだはずのピエロが墓場から蘇って復讐にやってくる映画。

ブラックマヨネーズ吉田のギャグと、道化師、という言葉が見事に混ざり合った、悪夢のような邦題も素晴らしい。

この邦題、色々ぶーぶー言われてるみたいだけど、ピエロが出てくるお笑いホラー映画、って事が全ての人に伝わる素晴らしい邦題じゃないですか!
俺はそう思いますよ。

人体破壊描写もバンバンあって、まあホラー映画なんですが、ちっとも怖くないというか、造り手が恐らく怖がらせようとは全く考えてなく、むしろ笑わせようとする意思がありありで、何とも楽しいパーティ映画になっています。
ポップコーン&ビールムービーとして文句無しですね。
皆で突っ込みながらあははは、と楽しもう!

やさぐれピエロはやる気もないし子供も好きじゃないので勿論芸も全然上手くないし、それを悩んでるわけでもない。
日当がもらえたらそれでいいや、って自分でもわかってるので、料金は前払いです。
あとで文句言われるのがわかってるから。

だから子供の誕生日会に呼ばれて仕事をしても、それを祝うつもりも全然ないので、子供達にもそれはバレバレで馬鹿にされていたずらされまくり。

普通ならピエロが子供に馬鹿にされるシーンでは悲壮感が漂うものですが、こいつは全くやる気もないのでそこらへんは微塵も漂いません。

で、まあ、子供のいたずらが原因でこのやる気のないピエロは事故で死んでしまうのです。
子供達にたっぷりのトラウマを植え付けて。あーあ。

で、六年後。
トラウマを抱え込んだかつての子供達も今や立派な高校生なのですが、あの時のトラウマが原因なのか、イマイチ誰もまともな高校生には育ってません。

この辺はとても上手いですね。
いい感じに感情移入させないバランス感覚というか。

で、六年ぶりに誕生パーティだ! なんて言ってたら、ドジャーン、と墓場からピエロが復活して、かつての子供達にお仕置きをしにくるわけですよ。

後はまあ、いつものあれです。

で、この映画の最大の特徴がピエロなわけですが、それ故の殺しと人体破壊のバリエーションが実に豊富且つユーモアタップリなのでものすごく楽しい映画になってます。

全然怖くない。

突然大きな音で現れてビックリさせることもない。
ゆっくり歩きながら、「相変わらずいたずらしてんのかお前は」みたいに説教垂れながら近づいてくるのです。
面白いなー。

なのでホラー映画としてはあまり怖くないのですが、殺人シーンとしてはかなり感動的な、「傘のシーン」だけでも見る価値あり、です。

オススメ。

#映画 #映画レビュー

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5

竹内佑

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