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IPOの古漬け投資

IPO情報を提供しておられるカブスルさん https://twitter.com/kabusuru5 ) の投稿を見ていたら、なんと高配当株が上場するとの情報が出ていました。

私の古漬け投資には高配当が必須 (できるだけ必須) なのですが、かねてから新規上場したIPO銘柄で古漬け投資をしてみたいとの思いがあったので、このSOLIZEについて調べてみることにしました。

一応、カブスルさんのHPに銘柄情報やレーディングは書かれてあるのですが、私の古漬け投資には私なりの基準があるので、その情報を補足するために調べ直す必要がありました。(^^ゞ


まず、私が古漬け投資を行うにあたり必ずチェックしているのが、過去数年の決算情報です。

https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/bkk2ed0000004wbs-att/02SOLIZE-1s.pdf
新規上場申請のための有価証券報告書 (Ⅰの部) SOLIZE株式会社

ここで気になるのが、売上高や利益が31期と32期の間で大幅に増えている点です。
従業員数も爆増しています。
何があったのかな?🤔と思ったら、表の下に補足説明がありました。

これを読むと、どうやら完全子会社だった会社を吸収合併して決算に混ぜ混ぜするようになったので、大きく変わったようです。

この他、29期と30期には株数がかなり増えているのですが、これは株式分割を行ったからのようです。

古漬け投資は、かなり長期間漬け込む必要があり、経営がgdgdで凋落している会社を買うと致命傷になりかねないため、ここのところは必ずチェックを入れるようにしています。

高配当の古漬け投資用の銘柄を探す場合、各種トラップには気をつけないといけないわけですが、そのトラップの一つが一株あたりの高配当が一時的であるケースです。
古漬け投資は何年間も漬け込まないといけないので、翌年からはずっと低配当とか無敗とかでは困ってしまうのです。

なので、配当金が継続して支払われそうな株かどうかをしっかり考慮することは必須だったりします。(^^ゞ

その際に大切なのは、好況・不況に関わらず、配当がある程度以上維持される会社かどうか、無理をして配当を絞り出していないか調べることです。
その意味でも、上の決算情報は大変に重要なのですね。👀

この他、古漬け投資において重要なことは、ドボンしにくい株かどうかというところです。

不況になったり業界自体が沈没した場合、収益が著しく落ち、収入が激減するのに支出だけある状態になるので、古漬け投資の場合、そこを乗り切れるかを考慮する必要があるんですね。

その上で参考にしているのが、自己資本比率です。
一般的には、ギリギリ・カツカツで経営されている場合、(決算情報がゴマかされていなければ) 自己資本比率はかなり低いです。
(金融機関は金貸しなので自己資本比率は別で考慮する必要があります)

ちなみに、特別な利益や特別な損失が出ることもありますが、経営に致命傷や好影響がある場合を除き、私はそれほど考慮はしていません。
旭化成君の場合ですと、⬇の件ではドボンしなかったですが、つまりそう言うことです。

この他、SOLIZEは一度民事再生手続きをしていたようです。
日本の自動車産業が主要顧客でしたが、リーマンショック後の自動車産業の大ダメージの余波を受け、ドボンしてしまったのです。

今でもホンダなどとのお仕事は多いようですが、今後はできるだけ自動車以外の会社にも顧客を分散させていった方が良さそうです。

そのようなわけで、もし当選できたら古漬け投資、当選ならずの場合は、セカンダリーでほんの少しだけお迎えしてみようと思います。🤗

ただし、上場後10%以上値上がりした場合は様子見します。👀
上場後落ちることが多いので、落ちたところで飼います。😈

IPO界ではこう言うのは稀なのかもしれないですが、でもまあ、こう言うのがあってもいいですよね?

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