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ありがとうと笑顔は留学に影響する

今までたくさんの留学生さんたちと出会ってきました。
小学生から60代の方まで、本当にたくさんの学生さんたちに会えました。
みんなそれぞれの目的や夢があってくるんだけど、
みんな英語が上手くなりたいと思っています
うまく話せるようになりたい、友達たくさん作りたい、ホームステイと楽しく過ごしたい、学校生活を英語で経験してみたい 

でもあまり上達しない人もいるし、ものすごく上達する人もいるんです
それは留学期間の長さにもよりますがそうとも限りません。1年間留学してもあまり上達しなかったし、友達もたくさん作れなかった人もいるし、短期でも英語で話せる友達がたくさんできた人もいるんです。どうしてでしょうね

英語があまり上達しない学生さんの場合、あまりたくさんお友達がいないケースが多いです。つまり、英語力と交流の力は比例してるのかもしれません。
何が違うんでしょうね


夏のカナダの午後ってこんな感じ

2つほど全く別の経験をした学生さんのお話をします

まず女子高校留学生のお話をしますね。
彼女は1年間高校留学でカナダに来ました。ホームステイの家族は50代のイラン系のご夫婦で小さい鳥が1匹いました。学生さんの部屋は一階でもう一人トルコ人の留学生がいました。
最初は順調に言ってるように思ましたが、すぐに彼女は食事へクレームをつけてきました。「ホームステイでおいしくない食事が出ます。私は日本の米は好きだけど、細長い米は好きじゃない」というのです。
カナダでは香米、ジャスミン米、など形が細長い米はアジアや南米で主流で、日本米は寿司の時に食べるイメージです。イラン系の方はジャスミン米を主食としています。
実はホームステイでは「米問題」はしょっちゅう起きることです😅
私は「チャーハンにしたりカレーかけるとこっちの米もなかなか美味しいよ。白いままで食べないほうがいいよ。でも日本の米も売ってるから買ってきてもらうことを頼むこともできるよ」と提案したけど、
彼女の答えは「でもあの匂いがマジにダメです。絶対好きになれない」と突っ張った答えを返してきました。
さらに別の日に「本当いうと鳥も嫌い、うるさいし、、、」と言ってきた。
さらに「週末にお出かけに連れて行ってもらえていないのは私だけ!なんかホームステイってそいういことするんじゃないですかぁ?考えたら学校への案内もトルコ人に頼むのは間違ってると思う」というのです。

まあその後も色々問題があって、お互いの仲がどんどん悪くなっていきました。もちろん移動変更することになったのですが、
彼女の反省のすくない反抗的な態度は、言葉が通じなくても相手には通じます。最後はホストさんをとても怒らせてしまいました。「あなたのようなリスペクトのない不満だらけの日本人は見たことがないわ!あなたがこの家に不満でホストを変えて欲しいなんで笑えます。こちらからあなたにはもう出て言って欲しいとリクエストします」とぴっしと言われた。。
大きな涙を浮かべた彼女は、実はごめんなさい、ではなくなんで私がこんな目に合わなくちゃいけないの?と思っていました。急遽、別のホスト先へ移動となったけど、その後も何度も問題が起きて大変でした。今思うと彼女が無事に1年間留学できたのはほぼ奇跡でした。


そして別の男子高校留学生の話をします。
彼は初めての海外留学、6週間という短い留学でした。
日本の英語成績は中間だけど、英語が大好きでした。やる気だけは十分あるあかるい男の子でした。ホームステイ先はシニアのご夫婦で今まで多くの留学生の受け入れしてきたご家族です。
最初ホストさんが話す言葉は最初はほとんどわかりませんでした!「うわまずい。。。」と思ったけど「笑って誤魔化せ!」と心にいいながら頑張りました。彼はいつも会話がわからなくなると笑顔で「ごめんなさい、もう一度話して来れますか?」と聞き直しました。それでもわからない時もあって、おじいちゃんが「it’s all right if you don’t understand me. Let’s move on  大丈夫、全てを理解しなくてもいいよ、次の話題にしよう」と言ってくれました。 言葉の壁や文化の違いに戸惑いながらも、彼らは楽しい時間を一緒に過ごしました。
彼は小さい頃から「ちゃんとありがとうって言うんだよ」年つけられて育ったそうです。なのでThankYouサンキューを毎日ホストさんへいいました。車に乗せてもらったらサンキュー。お菓子をもらったらサンキュー。どんな小さいことも「サンキュー」寝る前にも「今日もサンキュー」 
また彼もいろんな失敗しました。バス停を間違えたり、英語が通じなかったり、勘違いしたり、、、
でもいつも「僕また間違ってしまいましたねー。あはは!」
と笑い飛ばしました😁

6週間後彼の英語は全く完璧ではなかったですが、たくさんお友達ができました。文法は間違ってたりするけど心の通じる会話ができるようになっていた。何よりもカナダの家族としてホストさんととても充実した時間を過ごせた。

「今までたくさんの学生を受け入れしてきたけど、君が一番だ!君は本物の僕たちの息子だよ。君の笑顔は最高だ、ずっと大切にしてください。いつもサンキューって言ってくれてありがとう。君のサンキューは最高だ」と涙を浮かべながらメッセージをくれました。
彼らは今でも交流をしています。




ホームステイ先で「気が合わない」「家やルールに問題がある」「食事がまずい」とうことは起きるのです。でも最初に不満を言うのではなく、直接話してみて理解しあって歩み寄るのがとても大切です
それでもダメな時もありますが、でもほとんどはお互いを理解できていなかったり、譲歩できることを見つけることができるのです。
また全く違う国から来たよそ様ものを自分の家に受け入れて部屋と食事も提供してくれるってありがたいな、って思えたら通じ合えるんです

問題が起きた時、それを
「なんてことだ!なんで私がこんな目に遭うの!?失敗だ!恥ずかしい。。」と受け取るか
「おーなるほどそういうことか!間違ったぜ、面白い!でも次がんばろー!」と受け止めるか。
物事を良しと受け止めるか、悪しと受け取るかの受け止め方で、「違う未来が広がるんです

この違いは感謝の気持ちと笑顔です
感謝の言葉と笑顔が留学だけでなく人生全体に良い影響を与えると思います。ありがとうを言われて嫌な思いをする人はいません。でもありがとうを言ってもらえなかったので、ん?と思う気持ちから何をしてあげても感謝がないねと思われるようになるのかは、全てはあなた次第。
そして笑顔が多い人は友達も多いと思います。仏頂面の人とは友達になりたくないですよねー。留学生も笑顔が多い学生は友達もたくさん作れるのです😀


皆さんも感謝の言葉と笑顔 忘れないように😀

今日も笑顔で素敵な1日を❤️

読んでいただいてありがとうございます
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