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「愛国を叫ぶこどもたち」の背後に見える、醜悪な大人の姿

こんなツイートが流れてきました。

小さな子どもが「核廃水」の入った水をひとたび飲むと、体が震えはじめ狂ったように踊り出してしまう(そういう演技をしている)、という内容です。

中国のショートムービーSNSでは、こうした「子どもが政治的に「ただしい」、愛国的な行動を取る」「その過程で諸外国を揶揄し、強く非難する」というジャンルの動画が一定数存在しています。「諸外国」のうちもっとも攻撃対象になりやすいのは、もちろん日本です。

こちらは杭州アジア大会の開会式で、日本が入場するやいなや「坏日本,打死你」(クソ日本め、やっつけてやる)と画面を叩いたり、蹴ったりするそぶりを見せる女の子たち。

以前には、過去の欧米による侵略の歴史に、号泣しながら怒ってみせる子どもをテーマにマガジンを書いたこともありました(ちなみに「国際社会や歴史の悪に泣き叫ぶ子ども」というのも人気ジャンルの一つです)。

こういった諸々の現象を、みなさんはどうご覧になるでしょうか?

中国における愛国教育の凄まじさや、恐ろしさを感じた人も多いことでしょう。ただ、僕がこうしたジャンルのものを見た時に考えるのは、子どもを使って自分の思想を表現しようとしたり、あまつさえSNSで目立とうとする大人の存在と、その醜悪さです。

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