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孤独と向き合い上手く付き合って生きていく(しかない)「ノマドランド」

この映画の主人公ファーンのように生きたとしても、たくさんの孫に囲まれて生きたとしても、人は皆それぞれ孤独でそれが人間だと思います。

先月、二人目の息子が産まれました。妻のお母さんが一ヶ月、私たちの家に手伝いに来てくれていました。正確に言えば、そのうちの一週間は妻の実家で妻の両親と暮らしていたのですが、訳あって妻のお母さんだけが私たちの家に来て暮らすことになりました。

アカデミー賞の受賞直後、この映画の主人公と同年代である妻の両親はノマドランドを観に行きましたが、その感想は特段観る必要はないというものでした。アカデミー賞前からこの映画を観たかった私にとっては、逆により観に行きたくなる感想でした。

しかし子育てを優先したかった結果、映画館には観に行けずに私は配信で観ることになりました。(映画館で観たかったなー)


なぜ妻の両親は否定的な感想を持ったのでしょうか。キャンプにも行くし、キャンピングカーの購入も検討していた二人なのです。

孤独との向き合い方がキーワードのような気がしています。


どのような生き方をしたとしても、生きること(自分に向き合い続けること)には孤独が付きまといます。
はたから見れば明るく見える生き方だとしても、この映画で描かれているようなことは皆に内在しているのではないでしょうか。孤独と向き合っていなくても、いずれは向き合わなければいけないときが来るのだと思います。
それに気づいて、孤独を抱えてどのようにして生きていくのか。


考えさせられた映画でした。



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