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長久手おいしい取材記~yoccori.編~

どうも、スズキとウチヤマです。

今回のお店は、2人とも初めて行くので、地図を確認してから向かいました。
自転車で、前を行くスズキ、うしろにウチヤマ。このブログのために取材に行くときは、いつも自転車です。

しかし、地図のとおりに進むほど、大通りを離れ、畑と民家ばかりの細~い道に、どんどん入っていく──。

本当にこんなところに、お店あるのかな・・・?

と、2人とも不安になりかけたその時。

「・・・あ!」

前を走るスズキが、ぱっと振り返った。満面の笑みで。

「あったーー!!」

目の前は広い畑、後ろは住宅街。飲食店なんかあるとはとても思えない、のどかすぎるこの場所に、今回のカフェ「yoccori.(ヨッコリ)」はあります。

長久手のイオンにも程近く、自分達の生活圏からさほど離れていないのに、本当、全然知らなかった。
まだ新しいお店、というのもあるかも。オープンは昨年の5月。出来てからまだ1年ちょっとです。

階段を登ってデッキに上がると、目の前には輝くオレンジの扉。そして、そのオレンジに負けないくらいの存在感を放つ、「氷」の暖簾!え、マジ、かき氷やってるの!?7月初め、そろそろ蒸し暑くなってきたこの時期に、かき氷の暖簾を見ると、なんかオアシスを見つけた気分になるよね。

思ったよりこじんまりとした店内。入った瞬間に、感じるぞ、内装へのこだわりを。

スズキもウチヤマも、「かわいい!」「すごい!」言いっぱなしです(語彙力)。

このオシャレな現在の姿からは想像つきませんが、驚くなかれ、この建物、実はただのプレハブ小屋。それを店主のご夫婦が、自分達の手で改装しました。
テーブルも椅子も、なんと全て手作り(!)。壁の塗装だって、自前です。

それだけ内装凝ってるのに、そのデザインにはこれといったコンセプトは無いんだって。「好きなように作ったら、こうなった」のだそう。



コンセプトとか気にせずに、ただただ好きなものを、好きなように作って、集めて、置いている。それが結果的に、人を楽しませ、和ませる空間になっている。すごいな。
「好き」って所が大事なんだろうね、多分。

おしながきも、とってもキュート。
メニューは全て日替わり。「今日のデリプレート」のおかず(10種類もある‼)や、サンドイッチの中身、付け合わせのスープも毎日替わります。

スズキは、「今日のデリプレート」と、デザートにオアシス、もとい、かき氷(きなこミルク)を注文。

ウチヤマは、ボロニアハムのサンドイッチプレート、そして食後の飲み物に「レッドクローバーティー」。ハーブティーの一種です。どんな味か分からなかったけど、気になったので試してみることに。

注文して、店内を更に観察したり、写真を撮ったりしているうちに、「お待たせしました~」と、運ばれて来ましたよ───

うわわわわ!!予想をはるかに上回る、なにこれ てんこ盛りじゃないですか!!

サンドイッチも、もうギュッチギュチに詰め込んでるじゃないですか(↑初めて使ったよ この擬音語)!!

そしてどちらもカラフル!楽しい!おいしそう!

デリプレートのおかず祭り、どれから食べようか迷ってしまうけど、どれから食べてもハズレなし。いちいち、「これはなんだろう?」と、メニューと照らし合わせながら食べるのも一興ですよ。
中でもスズキは、ローストビーフと茄子の揚げ煮がお気に入り(全部おいしかったけど!)。

サンドイッチは、具が、特にレタスがたっぷりですから、両手でわしっと掴んで、大口開けて食べないと口に入りません。顎に注意。
半分に切ったこの片方だけでも、まあまあの大きさ。食べきれなかったら、持ち帰れるように包んでくれるそうです。ウチヤマは完食したけど。
量は多くても、味は比較的あっさりで、フォカッチャもおいしいので、ぺろっと食べられちゃった。

そう、ここyoccori.は、パンもおいしいんです。
店内で毎朝焼き上げる自家製パン。デリプレートに付いてくるパンは、小さく見えるけど、中がぎゅっと詰まっていて意外と食べごたえあり。ニコチャンマークの焼き印が、この部分がなかなか食べられない…もったいなくて…。
サンドイッチのフォカッチャは、フカフカもちもち。どのパンも、素朴な甘み。毎日食べたいようなパン。

それからね、2人(特にウチヤマ)がいたく感動したのはね、この日のスープ。カボチャとサツマイモのポタージュだったのだけど、これがめちゃうま…。甘味と塩気のバランスが絶妙で、さらっとしていて飲みやすい。誇張でなく、ずっと飲んでいられそう、と思った。缶詰めか何かにして、スープだけ売ってもらえないでしょうか・・・。

↑スズキのデザート、かき氷。氷ふわふわです。
受け皿の青さ。涼しげ。

↑ウチヤマのレッドクローバーティー。レッドクローバー(アカツメクサ)がそのまま浮かんでる。小皿には、角砂糖、ココアクッキー、琥珀糖。
角砂糖を溶かして飲みます。ほんのり花の香り。

私たちが着いたとき(土曜日の12時過ぎ)は、他のお客さんはいませんでした。しかし、私たちが食べ終わったくらいから、続々とお客さんが来て、店内はあっという間に賑やかに。中には年配の方もいらっしゃいます。若い人だけじゃないんだ。
オシャレなカフェ、というと若者、特に女性向けのイメージが強いけど、そもそもコンセプトの無いこのカフェは、ターゲットも限定しません。老若男女、誰でも入りやすいかも。

きっとどんな人が行っても、気さくなご夫婦が、快く迎え入れてくれるでしょう。打ち解けやすい、おおらかな喋り方の奥さんと、海が似合いそうな、爽やかな笑顔の旦那さんです。

ちなみに「yoccori.」は、奥さんの名前「よう」さんに「ゆっくり、ほっこり」をかけた造語だとか。

長久手は、旦那さんの地元。お店の向かいに広がる畑は親戚の方のものだそう。その畑が望める、窓からの眺め、すごくいい。

のどかな景色を眺めながら、ご夫婦のこだわりが詰まったオシャレな空間で、おいしいランチ。なんて満ち足りた気分。

普段、そんなカフェなんて行かないような人も、ぜひ誘ってみんなで行ってみてください。

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