かわいい顔して激ムズ FC「キャッスルクエスト」

昔、友達のI君の家に遊びに行ったときのこと。見慣れないファミコンカセットを発見したので聞いてみると

「親がドラクエと間違えて買って来たんだけど、全然違ったからやってないんだ」

てなことで借りたのがこのキャッスルクエストです。

1990年にハドソンから発売。買取価格600円(記載時)


家に帰ってやってみると確かにドラクエと全然違う。そもそもRPGではなく、将棋をベースに駒に能力を持たせたような、そんなボードゲームでした。

自分と相手で1手ずつ指したり、相手陣地に行くと駒が成れたりするのは将棋と同じですが、一番の違いは駒がぶつかると戦闘となること。駒によって体力や攻撃力、使える魔法が異なり、また戦闘は運も絡むので事前の戦略が台無しになることも。

ゲームは面クリア型で、ステージによって盤面や駒が異なるので、新たな駒やステージのギミックに驚いたものでした。


このキャッスルクエスト、絵柄もかわいいしパスワードが野菜の名前だったりとほんわかした雰囲気なのですが、クリアするのはめちゃくちゃ難しいです。

将棋なら相手のCPUレベルが上がっていくのですが、このキャッスルクエストの場合、ステージの後半になると盤面の配置があからさまに敵有利になってるんです。

敵の駒にデーモンがびっしりいたり、壁の向こうからドラゴンが炎を吐いてきたりと、まあめちゃくちゃなもんです。私は後半までは行きましたけどクリアは無理でした。

成長して毎日スマホで棋譜を見るほどの将棋好きになりましたが、またプレイできたとしてもクリアできるかどうか。(ダウンロード販売等はありません)


画面写真を探したところTAS動画がありました。終盤の盤面を見ると、あまりの不利さに笑っちゃいます。


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