歯医者の治療にも五年
誰もがしっている
石の上にも三年、ということわざがある。
以下、ネットから意味を引用。
最近のワタシは、「甲斐性がない」という表現を地で行くのようなどうしようもない人間に成り下がっていて、公私ともに最悪な状況である。
口を開けば、「きつい」、「しんどい」、「つらい」という一言が呼吸するかのように出てくる有様で、まさに最悪である。
そんなワタシにも親しい友人(以下、マンモスと呼ぶ。)がいて、ワタシのために時間を作って、遊んでくれたりする。
先日、マンモスとドライブに行った際、彼が言った。
「昨日、女の子2人とご飯にいった。」
最高の知らせだった。
思い返せば、今年の春、一つの恋が終わったマンモスにとって、
まさに僥倖であった。
兎にも角にも、なぜ、そうなったのかを尋ねると、それは偶然ではなく、
必然とよべるものであった。
まず、今回の参加者である女性の一人は、かれこれマンモスが5年ほど通っている歯医者の歯科衛生士であり、もうひとりの女性は、その同僚ということであった。
歯医者に限らず、お客さんと店舗のスタッフ、ましてや男女の間柄で、連絡先を交換して、プライベートで会うなんて、ドラマやアニメの中だけだと思っていたワタシにとって、それが身近で起きるなんて夢にも思わなかったのである。
たしかに以前から、マンモスから
「歯科衛生士とアニメや映画の話をしたー」だの
「マッチングアプリの話をしたー」だの
「春の失恋について、助言をもらったー」など
聞いていた頃から、それほんとに歯医者?と疑問には思っていたが、
まさかそんなことになるとは思いもしなかった。
マンモスの5年という期間は確実に彼の糧になっているのであった。
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