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「運気を上げる」について論理的に検証してみた

風水やスピリチュアル界隈で当然のように

「運気を上げる」

ということが言われる。また、自己啓発本等にも、やれ本田宗一郎(うろ覚えですすいません)は洗面台使った後、水しぶきを拭いてただの、また「トイレの神様」が大ブームになったことを覚えている人もいるだろう。

「運気を上げる」ということに関して、今回は特にそうした「整理整頓」が「運気を上げる」のか、またいわゆる「善行」が「運気を上げる」のかについても書こうと思う。

結論から言えば、何十回、何十万回トイレ掃除しようが、それで成功者になることはないし、善行をこれまた何万回しようが運気なんぞ上がらないであろう。

ただ、ただなのである。

結局、問題は「確率」の話だと思う。

仮にここにA社とB社があり、売り上げも戦力も大体同じだとする。しかし、A社は人目につかない部分まで整理され掃き清められている。B社はそうではない、となった場合、顧客がどちらを選ぶかは明白、という話だと思う。

また、日頃から整理整頓が為されていれば、急な案件が入った時、A社はすぐに関連する資料を取り出してくる。B社は書類の山から探すという作業がまず発生する。

「確率」の話と言ったのは、整理整頓があくまで前提であり、これがあくまで仮にA社はマンネリで平凡な商品ばかり作っている、B社は誰も見たことのない革新的な商品を作った、ということになれば話は変わってくる。

次は「善行」に関して。

またA社B社に登場してもらい、A社は社会貢献に力を入れている、かたやB社は特にそうしたことはない、となればやはり結論は先と同じだろう。

善行に関しては日頃から善行を重ね、もはや善行が意識せずとも習慣化、空気を吐くレベルにまで行った時に、「周囲の評価」や「人徳」と言った形での還元が始まるのかも知れない。

ただ、お気づきの方もいるかも知れないが、そう、「善行」もやはり「善行」だけでは成功は出来ない。

やはり、A社は社会貢献、善行に力を入れている、でも商品は平凡。B社はそうしたことをやっていないが誰も見たことのない革新的な商品を作った、となれば結局軍配はB社に上がるわけで。

そう、仮に「成功」ということをゴールに考えた場合、「整理整頓」「善行」“だけ”では大した成果は望めないだろう、という話。「整理整頓」や「善行」はプラスオンだったりあくまで総合力の中の一環であって。

これは恋愛に置き換えればどれだけ部屋の掃除や善行をした所で、まずは気になる人に声を掛けないことには何も始まらないことと同じであろう。

以上、「整理整頓」「善行」“だけ”では望む結果は得られないであろう、という話でした。