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生物 ナマモノ イキモノ

今日は防弾少年団のジミンちゃんの誕生日です。

私は歌うのが好きで、しかもそれをたくさんの人に聞いてもらうのが好き。
だからバンドを組んで、舞台の上で、すごくたくさんじゃないけど、知らない人たちの前で歌うこともある。
音を外すと恥ずかしいし、緊張もするから練習はちゃんとする。

そんなごく普通の私だけど、ジミンちゃんを見ているとなんだかそわそわする。
ライブで歌って踊るジミンちゃん。たりょら ではしゃいだり、ふざけたり、頑張ってるジミンちゃん。ブイログなんかで、気が抜けたみたいに笑うジミンちゃん。
彼が、主に誰かと話してる時、私はなんだか彼を直視できなくなることがある。

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ジミンちゃんの歌い方がすごく好き。
ピアノカバーで歌った時に、ジミンちゃんがジンくんのギターで歌ってる動画を何回も見た。カバーで歌うときはなんどもその曲を聞くけど、CDでもジミンちゃんの声は練習してる声だと思った。他の人より練習してる、してないとかじゃなくて、彼の声は意識的に、繰り返し何回も同じフレーズを練習したんじゃないかな、って感じがした。完全に妄想だけど。
うまく歌えないとイライラして、でもやめない。そうやって勝ち取ってきた声が、歌い方にも出てるんじゃないだろうか。
彼のフレーズの初めでちょっとしゃくるみたいな、ちょっと色気のある歌い方は真似しやすいけど、あの声で音程であんな風に歌えようになるのは絶対簡単じゃないし、彼の魅力だと思う(でもどこかのビハインドでグクにもうちょっとまっすぐ歌ったほうがいい、って言われてた)し、彼もその魅力を理解してる。だからあざといって言われるし、私はそれを見てるとちょっとそわそわする。そわそわポイント1だ。


努力する戦車

妹の推しはジミンちゃんだった。今はシズニだけど。
妹に、なんでじみんちゃんが推しなの?と聞いたことがある。その頃はまだ私はバンタンにあまりハマってなくて、バンタンの誰も、かっこいいと思ってなかった時だった。
正直、ジミンちゃんだけはナイ、と思っていた。
なんだかイモ臭いし、二重じゃないし口がアヒルみたい。(その頃の私のカッコイイはギルティクラウンの桜満集だった)
妹曰く、ジミンちゃんはカッコよくはないけど(可愛くはある)尊敬してる、だから好き、らしい。
妹の言ってることは今ならわかるし、なんなら今はもう一切イモくさいなんて思わなくなったんだけど、私は、ジミンちゃんを尊敬しちゃダメだと思う。

ジミンちゃんって、ものすごく無理をする人だ。どこかが痛くても、その考えがどれだけ間違ってても、結果のために進んでいっちゃう。そしてそれは誰にも止められない。壊れて、次の一歩が踏み出せなくなって初めて、あれ?って止まる。結果は出せるかもしれないけど、そこに彼自身の幸せはすごく少ない気がする。
だからジミンちゃんは推しても良いけど、尊敬しちゃダメだ、と私は勝手に思っている。
今はなんだかそんなこともないのかなってところも見えるけど、WINGSとか、その辺の彼はただただ悪路を突き進む戦車みたいだった。
彼もそれを自覚してる。
ダメだと一般的には言われるけど、それをわかってるけど、彼にとってきっと努力はこの世界で一番の正義なんだと思う。
その努力をしてる自分も。
だから時折、私は彼が「努力をしてる自分」を見せているように見える時があるし、そういう時の彼を見るのはそわそわする。そわそわポイント2だ。

圧倒的「いるわこんな人」感

実はめんどくさがりやで、〜〜で、〜〜。えー、意外。そんな感じしないのに。
テレビでよく見る有名人のギャップって、テレビでしか見ないから全然気づかないし、言われたってにわかに信じがたいものが多い。
でも、ジミンちゃんの「実は」は意外性がない。実は短気。わかる。実は寂しがりや。知ってる。ていうか「実は」でもない。
ビッヒが提供してくれるいろんなコンテンツの中で、彼はいつも一番人間臭い。圧倒的「あー、いるわこんな人」感。
恥ずかしくて、こっそり周りをキョロキョロした後、自分は全然気にしてない感だすジミン氏。
口には出さないけど、自分はかっこいいと思ってるのが思いっきり顔に出ちゃうジミン氏。
カメラ越しに私たちが俯瞰する彼らの空間。
その中でジミンちゃんは直視できないくらい人間だ。
だからそわそわする。ホームビデオを見てるみたいな恥ずかしさを感じてしまう。

それが100%可愛いと思えたら、私はきっと大人になれるんだと思う。

大人になりたくないから私は言っちゃうけど、私はジミンちゃんを尊敬している。
ジミンちゃんみたいになりたいと思っている。

ジミンちゃんは、昔の私に似ている。








ジミンちゃん、お誕生日おめでとう。あなたと、あなたに関わるすべてが、続いていく先ですべて幸せに変換されますように。



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