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好きなんだってば



今日は防弾少年団のマンネ、チョン・ジョングクくんのお誕生日です。


私は、自分のすきなものを誰かに語るとき、ディスり気味になる。
普通はみんな、この人のここが良くて、かっこよくて可愛くて完璧で、とか、綺麗で美味しくて、とか、使い勝手が良くて安くて、とか、いいことばかり言う。
当たり前だ。自分が好きなんだから。特に人なんて、好きになればなるだけいいとこしか見えない。短所も長所に見えるから好きなんだし。
もちろん私だって、いいところをちゃんと言える。
かっこいいと思ってるし、可愛いし、完璧だ。
でもその素晴らしさを伝えたいとき、本気で伝えたいとき、第一声は、
「いや、実際そんなにかっこよくはないんだけどね?わがままだし顔に出やすいしさ、できないこともたくさんあるんだけどね?」
なんて言ったりする。

全く興味のない相手に私の主観的な感想を述べたって伝わらない。そしてつまらない。全然好きじゃない人から見たらかっこよくもないその人の魅力を伝えたいとき、その人の特性を手短に印象強くプレゼンするには、私の目は正常ですアピールをしないと話も聞いてもらえないのだ。

でも、どうしてもわかって欲しいのは、世界一かっこいい人とは言わないけど、私の中では何があっても推しが世界一かっこいい。完璧。あれ以上はない、と断言できること。私の頭のなかでどれだけかっこいい俳優やアイドルのたちの顔が漂っていようと、そしてたとえその中で世間的な評価が最下位であろうと、一番は推ししかいない。推し最高。

と言うわけで前置きが長すぎたけど、ここで私の独り言ジョングクなでなでタイムが始まります。
他人が聞けば、こいつほんとに防弾少年団のこと好きなのか?と疑われるかもしれないけど、なんども言うように推しは世界一で、防弾少年団は宇宙一です、信じてくださいほんとです。


1 ジョングクはプレーン味


私が初めて防弾少年団に出会ったのは妹のライブDVDだった。
「これが最年少」と指さされて、軽くショックを受けた。
いや、全てにおいて整いすぎてるだろ。
ダンスも歌もよくやっていて、え、なんなら出番一番多くない?え?メインボーカル?センター?は?
でもすぐにジョングクを目で追えなくなった。
ダンスも歌も見た目も、くせがなくて綺麗。だから、だんだん退屈してきて、他のメンバーに自然に目が移ってしまうのだ。
まだ名前も覚えてない頃で、韓国アイドルも初めてだったし、まず第一印象として、ジョングクってプレーンだな、と思った。
ジョングクのダンスってジミンちゃんやホソクに比べて他の要素が混じってないから、振り付けに一番忠実で動きがひとつひとつはっきり明確だからスタンダードに見えるんだな、と、後になってわかった。

歌にしてもそうで、私は初めの頃、ジョングクのパートだけ消去法で探していた。
これがテテ、これがじみんちゃん、じゃあこれがジンくんで.......あ、じゃあこれがジョングクだわ、と。
普通にうまいし、さりげなくうまい。当たり前にうまい。ジョングクの歌声ってほんとにくせなくよく伸びる声で、歌い方も喉から出たまんま、って感じだから他のメンバーに比べて特徴がわかりにくかった。最近の歌はなんだか感情がよりこもっているように聞こえて(それとも私の耳が慣れたのか)わかりやすい気がする。

地味でも特徴がないわけでもなくて、どこにでもバニラ味のアイスが売ってるように、砂漠いろのクッキーの味がプレーンと表記されるように、特徴的な特徴のなさがジョングクをセンターにしているんじゃないかと思う。(とか言ってもステータスが均等に全部振り切ってて全てが高すぎる水準でのプレーンなんだけど。)




2 ジョングクと愛


ジョングクのほんとの気持ちは絶対わからない。彼氏でもないしそもそも身近にいないし、なんなら生で観れたことなんてほとんどないんだから、動画や歌や投稿された言葉からは、ジョングクがほんとに考えてることなんて、一生わからない。
だからこれは(というか私の書いてること全部)妄想だって今一度言った上で書くけど、ジョングクは最終的に何もかも置き去りにして遠くに旅立つような人だと思う。

ジョングクは自分がみんなに愛されてることを知っている。
知ってるけど、他の人みたいにその愛を循環させない。
私の印象だとアイドルってたくさんの愛をもらったらそれを自分の中に吸収して愛を受け取って、その愛をもらった人に返す、ってことをしてると思う。
人の家に上がるときにお菓子を持ってくような感じで、もらったら返す、ビジネスライクな感じの。
でもジョングクは、もらった愛を一身に浴びる。吸収っていうよりかはシャワーみたいに浴びてる。体に当たって落ちた愛はそのまま排水溝へ。
彼は揺るぎない自尊心を持って最大限の緊張と不安の中ステージに立ってて、愛を受け取ることなんか頭にないように見える。
でも愛を振り払ってるわけじゃない。自分で浴びて捨てた愛の持ち主に、几帳面にももらった分のお返しをしようとして、ジョングクは自分の中から愛を絞り出してる。
何言ってんだこいつ、ってなるかもしれないけど、私は彼にはそういうところがあると思う。
昔の動画とかで、よく「ファンの皆さんは許してくれるよ」みたいな発言が多いのって、そういうことだと思う。
愛されてることを知ってて、その愛の中身もよく知ってる人じゃないと、そんなことは言えない。
でもタチが悪いのは、テテみたいにこれはリップサービスでえええええええええええええっす!!って感じでやってくれればいいんだけど、ジョングクは表現の仕方が本気っぽくて怖い。
ジョングクは愛が大きい、重い、ってよく言われてるような気がしてて、それってジョングクが自分で愛を絞り出しちゃってるからだと思う。
もらったものを循環させて使うより、生み出す方が心を使う。だから彼の愛は重さというか、質量が詰まってるように感じる。

私が言いたいのはその先で、彼が自分でやってるってことは、私たちの愛って関係ないわけで。つまり彼はいつでもこれをやめられるし、きっとそれを最終的に選べちゃう男なのだ。シャワーは止まらないし勢いも調節できないけど、そこから離れることはできる。
彼のやりたいことや興味がアイドルより他の方に完全に向いたとき、きっと誰も彼を止められない。
「じゃあね、みんな!」って、蜂蜜が溶けるみたいなあの笑顔で手を振って、簡単に消えちゃう。
涙を流すかもしれない。自分の今までの苦労と、アミボムでいっぱいの綺麗な景色を想って。
でもやっぱりその涙に、愛は含まれてない。そんな気がする。



とかなんとか言ったけど、やっぱりこれは妄想で、彼の考えてることなんて一ミリだって理解できてないだろうし、愛がどうたらこうたらなんて意味不明すぎる。
勝手に彼がいつかふっと消えるところを想像して悲しく寂しくなってるし、彼の誕生日にほんと何やってんだか。

結局私が言いたいことは、ジョングク最高かっこいい可愛いイケメン腹筋、目大きい綺麗爽やかロン毛似合う、歌うまいダンスうまいエロい大人の魅力、これからも幸せでいてねそんで願わくば私が死ぬまで誰も死なずに伝説級のアイドルとなって世界の頂点に君臨し続けてねでも辛いなら辞めていいよあっでもほんのちょっとはみんなの存在を日々感じたいなあってことです。

誕生日おめでとうジョングク。







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