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アニメ やがて君になる

今回も私のオススメアニメを紹介していきたいと思う。
まぁこれは余談だがコロナも一旦は収束しつつあり、まだ第二波もすぐには来そうにないこの状況で私の学校では来週からこれまで続いてきた分散登校から通常登校に変わろうとしている。また混んだ電車に乗車しなければならないのか?それとも企業の時差出勤という努力が見られるのかある意味楽しみだ。
それでは、本題に移りたいと思う。
今日紹介するアニメは「やがて君になる」という作品だ。はじめに述べておくとこの作品は、"百合"(女子同士の恋愛)だ。おそらく、一般にこのいわゆる「百合作品」は受け入れられずらいだろう。事実、私もこの作品に出会うまではむしろ敬遠していた程で今でもこの作品以外の百合作品にはあまり心を開かれない。そんなこの作品の魅力を今日は伝えて行きたいと思う。先程も述べたが今回は別に(百合作品が大好き)という様なコアなアニメファンに向けて紹介する訳ではない事をご了承頂きたい。裏を返せばこんな内容(百合)なのに万人ウケするという事だ(百合ファンにも理解を示す)。それではいつも通りあらすじから紹介していきたいと思う。
主人公は高校1年生で中学の卒業式で告白され未だにその返事を答えられずに悩んでいる。ある日、そんな主人公が担任の先生に誘われ生徒会の手伝いをする事になる。そこで生徒会長の七海先輩に出会いその事を打ち明け「人を好きになるという感情が分からない」というふうに相談する、すると同じ考えを持っていた(過去に)七海先輩に答えの様なものを貰いその問題は終結する。そしてそこから、この誰も好きになる事のできない主人公とそんな主人公を好きになった七海先輩の2人のストーリーが発展していくといったものだ。
まぁだいたいは分かって頂けたかどうかは、分からないがこんな雑なあらすじでもないよりはマシだと思う。というわけでこの作品の1番の魅力を紹介していきたいと思う。この作品の1番の魅力はなんと言っても特異な設定に反した綺麗な恋と言う所にある。では説明していこう。どういうことかと言うとまず、冒頭にも述べたようにこの作品は百合だ。だからこそそういう作品にはどうしても初な恋を描きつつそれにしては、早過ぎる恋の展開になってしまうという弊害がだいたいあるのだが(これが百合作品の勿体ない所だ)、しかしこの作品はそこを「誰も好きになれない主人公を特別に思う先輩」という特異な関係性にする事にによってストーリーに確固たるものができ百合作品特有の弊害を切り捨てた他のアニメからしても新しい作品の展開にしてカバーしたのだ。そしてもうひとつの綺麗な恋という部分だがこれは、女子同士の恋愛でしか出せないなんとも言えない部分だ。しかしひとつ言える事は、恋の進捗度そして関係性の変化の描写が凄く繊細に描かれているという事だ。
まぁこんな所だろう。今回の作品は正直肩身が広いとは言い難い百合作品からの出世作でこれ以外にも色々なアニメがある中でも凄く印象的な作品だ。これだけでもこの作品の放つ人を惹きつける異彩さが分かって貰えるかもしれない。そして、今高二の私だがそんな陰キャの私から高校生目線として発言するならば、この作品を見れば性別は別にして「人を好きになる」という事の素晴らしさに気づくのもこの作品の魅力のひとつだと私は思う。
以上でこの作品の紹介を終えたいと思う。この作品を通して性別(ジェンダー)にたいする偏見や恋愛について考えを知識として置いておくのも良いかもしれない。そして肩身の狭いこの百合業界にゆとりを持ったせたことによってその偏見を見事にとっぱらったこの作品の功績は言葉にはできないほど偉大なものだろう。

追記
今回の作品は前回の「船を編む」とはまた違った作品で、正直、前の作品の紹介が難し過ぎて力尽き今回しばらく間を空けての投稿になりました。こんな不定期な投稿では数少ないフォローワーの皆様に迷惑になるのは承知で投稿させて頂いています(ご了承ください)。
そんなこんなで紹介した今回の作品ですが、私はこの本文中で何度か「百合作品をそんなに興味ない」とは言ってはいるものの、実はこの作品を見た後に一時期私はこの百合と言われるジャンルの作品を結構読んでいました‪w。そしてやはりそんな中にも面白いものは結構隠れていまして、そういう作品を発掘するというのも今や自分の楽しみになりつつあります。てなわけで今回はこれで閉じさせて頂きたいと思います。今回も非常に普通の人でも(アニオタじゃなくても)楽しんで頂ける作品になっていると思うので是非観て頂けると嬉しい限りです。




以上

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