検証@人生とは出口の無い迷路なのか?
迷路って子供の頃には好きで挑戦していました。
出口から逆にたどれば楽に経路が見えてきます。
前に聞いて驚いたのは人生は迷路という話です。
しかも出口にはたどり着けない迷路だとのこと。
出口の不明な迷路では経路を見定められません。
人生の道が出口のない迷路なのか検証しました。
1.人生を迷路に例える人が考えている事柄
人生を例えた話は一つではなく様々にあります。
中でも迷路の例えは分かりやすくて役立ちます。
複数の分岐があり先が見通せない迷路の特徴は、
人生を歩んでいる人が実感する状態に合います。
それを物語にした本が2000年に刊行されました。
『チーズはどこへ消えた?』扶桑社がそれです。
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B00KD2IK4S
日本語版が20年で100刷400万部の盛況ぶりです。
企業研修用の教科書との触れ込みもある程です。
この物語を読み解いて見えてくるコンセプトは、
あなたの周りの絶えない変化に対応せよ!です。
20年前といえばバブル崩壊からの立て直し中で、
バブルを再度起こす機運が高まっていた頃です。
2000年代初期のITバブル崩壊や2008~2009年の
リーマンショックという結末にはなるのですが。
苦境の裏で荒稼ぎする人の話も耳にしています。
さらに10年後の今の事態との関係は不明ですが。
約10年ごとの苦境は何を意味するのでしょうか?
2.人生の迷路に出口が無いと言われる理由
迷路は複数の分岐があり先が見通せないのです。
出口があっても到達できない可能性はあります。
到達できない事態が繰り返し起こる人にとって、
人生という迷路には出口が無いように見えます。
分岐点で方向を間違えさえしなければ良いだけ。
単純にはそれで全てが解決される様に思えます。
でも『チーズはどこへ消えた?』を良く読めば、
そんなに単純な話ではないことに気がつきます。
変化に対応する登場人物達と異なり動かぬヘム。
酷評され役として登場するヘムに注目しました。
次のヘムの言動が深刻さを教えてくれています。
多くの人が迷路の中での変化への対応に夢中で、
その事態を疑い原因を考えてみようとしません。
無意識に迷路の存在を当たり前だと思い込んで、
迷路から抜け出そうと考えず巡り回るだけです。
この状態を続ける人には迷路の出口があっても
見えてこないというのは当然のことに思えます。
3.人生の迷路から抜け出せる人が持つ特質
人生の迷路内で変化対応という呪文にかかる人。
その人は出口があっても見ようとしていません。
出口が無いと思い込む事実が明らかになった今。
出口が見えるその重要性が理解できるはずです。
1990年代バブル崩壊から約10年で繰り返す苦境。
全て変化に対応せよ!に従った結果に思えます。
変化対応はおかしいと主張するヘムへの救済話。
それは約20年後に同じ著者から届けられました。
変化に着いて行けないなら迷路から抜け出そう。
変化に着いて行きたくないならなおさら出よう。
そう導いてくれる本が2019年に刊行されました。
『迷路の外には何がある?』扶桑社がそれです。
https://www.amazon.co.jp/ebook/dp/B07MCGDS7C
迷路に残るかどうかは自分の意志次第なのです。
抜け出したいと思うならいつでも抜け出せます。
でも迷路の中で変化対応の呪文にかかっている
人には抜け出す人は脱落者に見えてしまいます。
これは迷路からの脱落者を救済する処置なのか?
そうではなく真の自由を得る特別な機会なのか?
今までの自分は同じ迷路の中を巡り続けていた。
そのおかしさに気づける人なら答えは明白です。
変化対応に踊らされず与えられるモノを活かす。
ヘムの判断の正しさを書籍で解説してみました。
-書籍の紹介-
電子書籍の巻末に掲載のトピックをnote記事で読めます。
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