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センター試験国語200点満点の男、努力について言語化する 〜モチベーション至上主義編〜

努力をうまくする力 とかいうコスパの良すぎる力

”努力がうまい”という状態になることができれば、人生において仕事・勉強・趣味の何に取り組むにあたっても超超有利になります。
”勉強が得意”になっても、ピアノを弾けるようになるために役立たないけど、”努力が得意”になれば、勉強もピアノもすんなり上達していけるようになるからです。努力をうまくする力、というのはとんでもなくコスパが良い能力です。

センター試験国語200点満点の男、努力について言語化する。

自分で言うのもなんですが、私は努力をするのがすごく上手いという自負があります。しかも、努力が下手な人が、どうすればうまく努力ができるのか、言語化できています。私自身が、努力が下手な状態から、上手くなるまでの過程を体験したからです。

(いつまでも学歴を引きずりたいわけではないのですが、)自称進学校の公立高校で、下から数えた方が早い程度の学力だった高3のスタートから、予備校にも行かず自習しつづけ、学年2位をとるまで学力を高め、現役で京都大学に合格しました。
特にマーク式の国語、英語が苦手(100/200点程度)でしたが、センター試験本番では国語で満点である200点を取りました。英語も、過去問で安定して190点は取れるようになっていました。(尚、英語は本番では色々あって大コケし、160点でした;;)
この結果について、勉強の才能の影響が全くなかったと言えば嘘になりますが、どうすれば努力を上手くできるか、を突き詰めて考えたことででカバーできた部分は非常に大きかったと思っています。

繰り返しになりますが、うまく努力ができる状態になると、仕事、勉強、趣味、何をするにしても、成長が早くなるので、人生がとっっても楽になります。
誰でも始めることができることなので、ぜひ最後まで読んでみてください。

結論:努力を上手くするためのコツは、考え方の習慣を変えること。

・モチベーション至上主義:本能を捉え、コントロールする
・努力しない時間=反省する時間を確保する

結論を一応先に書きましたが、そんなに単純な話ではないので、じっくり読んでいただければと思います。努力をうまくする力の価値の高さを思えば、少し長くても読む価値はあると思います。

本題:努力の量と質を高める力

イチロー選手は努力の天才です。努力の天才とは何でしょうか。
私はこう定義します。
①努力の量を高める力が高い
②努力の質を高める力が高い

どんなに才能があっても、本人にやる気がなく練習を一切しなければ野球は上手くなりませんよね。また、本人が練習しているつもりでも、その練習内容が素振りばかりでは、実際に球を打てるようにはならないですし、そもそも守備が一向に上手くなりません。

努力の天才は、今の自分がどんな努力をするべきなのかを的確に見極めて、計画を立てることと、それをひたすら、長時間、モチベーションを保って繰り返すことができるのです。

そして、イチローさんは努力の天才です。つまり、”努力の才能”を持って生まれてきています。しかし、”努力”という活動は、努力することで上達します。ちょっとややこしいですね。努力の量を高める力も、努力の質を高める力も、後天的に鍛えることができる、ということです。

つまり、ここで注意していただきたいのは、努力をうまくするために努力をしても、限界はある、ということです。誰もが努力の天才、イチローのようにはなれない、ということです。
しかし、悲観する必要はありません。人生においては、才能でどうしようもなく決まってしまう部分に目を向けている時間は無駄です。才能という残酷な現実を正面から受け止め、努力でどうにかなる部分を理解し、そこに真摯に向き合うことでしか、人生を豊かにすることはできないのです。
これについてはこちらの記事で詳しく書いているので、よければ読んでみてください。

さて、ここからは努力の量を高める力、質を高める力の鍛え方を解説していきます。

努力には、”モチベーション”という燃料がいる。

人は、できるだけ努力したくない、怠惰な生き物ですから、努力をするためには”モチベーション”という燃料が必ず必要になります。逆に、モチベーションがあれば、人は結構努力できます。「なんであの人はあんなに努力できるんだろう」「どこにそんな時間があるんだろう」って疑問を持ってしまうあの人はきっと、(たとえそれが無意識でも)モチベーションを作り出すのがうまい人です。
嫌いなことを長時間続けるのは苦痛です。人に強制されてする勉強なんかは長続きしません。集中できないままだらだらやるか、最悪、気づけばスマホをいじっていた現象に陥ることになります。

効率を二の次にする、モチベーション至上主義に入信せよ

努力の量と質を高める力を身につけるために、まずやってほしいのが、モチベーション至上主義に入信することです。
今の時代、”コツ”とか、”3分でわかる”とか、”コスパ”みたいな、効率主義的なワードが蔓延っていて、意識していないと、効率主義の波に飲まれてしまいます。
モチベーション至上主義では、モチベーションこそが最も重要な要素であるという観点で自分の行動を見直します。勉強にスマホを活用する、ということすら、無条件には受け入れません。
(ここから、勉強の例で考えていきますが、他の活動で置き換えても同じことが言えます。)

スマホがもたらした効率のメリットは、
モチベーションを奪うデメリットに勝てるか

スマホを例に挙げるとわかりやすいのですが、勉強のツールとしてスマホを用いること、よくあると思います。
わからない単語があったときにすぐに調べられる、電卓になる、オンラインの教材、動画にアクセスできる…さまざまな”効率の良くなる”メリットはあると思います。
ですが、胸に手を当てて考えてみましょう。勉強中にツールとしてのスマホを使ったことで、そのままついでにSNSを見たり、関係のない動画を見たりしたことはないですか?
それが原因で、そわそわしてしまい、勉強への集中力が落ちたことはないですか?
結局、それでその日の勉強時間=努力の量、集中力=努力の質が下がってしまったのなら、元々の効率化する、という目的は本末転倒です。
スマホを取り入れたことで良くなった面だけでなく、悪くなった面にもしっかりと目を向けて、今後もスマホを使い続けるべきなのかを考える、これがモチベーション至上主義です。
人は、自分のモチベーションに対して結構無意識なので、あえてそこに目を向けるようにするというのが、モチベーション至上主義の本質です。

(人間はスマホの誘惑には抗えないように作られています。というか、スマホの誘惑が、人間が抗えないように作られています。スマホの功罪については語ると長くなるので、興味があればベスマホ脳を読んでみてください。タなベストセラーにはなりますが、わかりやすく、刺激的です。)

モチベーション至上主義に入信するために必要な準備

モチベーション至上主義
・あなた自身の心の強さを知る:どれだけ誘惑に勝てるのか
・あなたのモチベーションの源泉を知る:どんなときに乗り気か
・あなたのモチベーション喪失の原因を知る:どんなときにサボるのか

成功者、インフルエンサーがよく言う、「○○すれば必ずうまくいく!」というのは、すべて嘘です。人それぞれ違う性質を持って生まれてきているので、全員に当てはまるコツなんてものはありません。自分自身の特徴をしっかりと理解して、その特徴に合ったやり方を自分なりに考え、見つけていくことから地道に始ましょう。

まずは、自己理解を深めるために、自分と向き合う時間を作ることです。モチベーションが低い状態で手を動かして努力しても、努力の質は低いままでしょう。まずはその手を止めて、代わりに自分と向き合ってわかったことを紙に書き出してみましょう。ぐちゃぐちゃでOKです。それだけでも頭が整理されていきます。
あの日はイマイチだったな、とか、今日は調子良かったな、とか、そんなことが手がかりになって、「今日はあの人ちがって○○だったから良かったのかも!」とかわかってくるものです。
そんなふうに自分のモチベーションの変化要因を理解していきます。

次回:モチベーションの高め方、維持の仕方、努力の質を高めるための考え方

その後は、この自己理解を生かして、自身にとって最もモチベーションを高く維持できる努力手段を考えたり、努力するためのモチベーションを作り出したりして、努力の継続をしていくことになるのですが、そろそろ長くなってきたので、次の記事でお話ししていきたいと思います。

この記事では、努力をうまくするために努力すべき理由の説明と、努力をうまくするための第一歩としての、モチベーション至上主義という考え方について提唱をしてきました。

次回は、より具体的で実践的な、モチベーションの高め方、維持の仕方、努力の質を高めるための考え方について解説します。

面白かった方、スキを押していただけると、とっっても励みになります!
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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