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感覚過敏と白杖の話(20年08月)

こんにちは、minamiです。
精神のお手帳1級を無事に更新し、障害年金で生きている神奈川県民です。江ノ島に近いのに、体調不良で電車に乗れないという辛み。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。
アマプラとアベマで観られるホラー映画を見まくり、魔除のつもりで日本酒(辛口の清酒いいですね、八海山とか上善如水とか雪中梅あたり)を薄めて飲むのが最近の趣味になりました。
アルコールに耐性がないので香りがする程度に薄めて。
わたしがアル中にならないのはひとえに酒が飲めないからです。

最近、良いライフハックをひとつ見つけたので共有です。

・白杖を買いました
わたしが重度介護者認定を受けまして、状況を重く見た母に安い折り畳みタイプをあてがわれました。
電車に乗る外出をする時は、サングラスと工事現場でも使われているイヤーマフをして出かけています。そこに白杖を追加。(サングラスは年中外出時に必ずかけます)
マスクは汗で爛れる&暑くなる=頭痛で死ぬ、でつけられません。マスク抜きでは入れない施設、めんどくさいですね。
手ピカジェルのストックはコロナが流行る前からたっぷりあったので、困ってません。フランス留学時、インフルエンザになったのがトラウマで、もともと手指の消毒液は常備しています。
買い占めが起きているのを見て、世の中の人って普段はとっても健康なんだなーと思いました。

・白杖便利です
発達の民のみなさん、いつも同じところにアザができる、何もないところで転ぶ、いつの間にか傷ができている、自覚していなくても言われるとそういえば、という経験をお持ちの方、多いのではないでしょうか。
わたしは道の真ん中(一番凸凹していないので転びにくい)を無意識で歩いていたりしました。ひとにも物にもよくぶつかりますし転びます。
これが白杖を使って歩くことで下記3点のメリットが産まれました。

・白杖を持っていると正面からぶつかる人が減る
・白杖で地面の障害物に気がついてつまづきにくくなる
・ついでに電柱などにもぶつかったりしにくくなる

今まではどうやってたかって?
両手をまっすぐ伸ばして歩いていたので両手が塞がって困っていましたとも!小学校の時は太陽に直接当たる方の目を閉じて片目で通学していたのでウインクが得意です。利き目が左目なので太陽が右側にあるとこれは結構有効な方法でした。
頭痛と視野狭窄がわたしにはよく症状として現れます。視野狭窄(しやきょうさく)とは、主観視点のゲームでダメージ受けると視界が血糊で汚れて周りが見えなくなる現象。あれと感覚的には似ています。

目が見えなくなる理由にもいくつかあるようです
・単純に眩しすぎる
・低気圧など三半規管に悪影響が出る天候
・体調が悪いまたは機嫌が悪い
・ホルモンバランスでもなるらしい(近所の産婦人科より)

白杖のお値段はいいところのやつだと7千円くらいするものもありますが、サングラスと同じでお値段はピンキリですので(わたしのは2500円くらい)そこまで安い買い物ではありませんがよかったら使ってみてください。

・わたしも白杖を使っていいの?
目が見えない人=白杖、というイメージがあるので元気な時は目が見えている(もしくは見にくくなるだけの人)場合に白状使っていいの?
視力に困難が出る時は使いましょう。イヤーマフやマスク、サングラスと同じです。行政の許可とか要りません。視覚障害があると購入する時に補助金がもらえるだけです。安心して使いましょう。
見えにくい時だけ使いたい人には折り畳みがいいかもしれないですね。

・白杖を使うときのポイント
スキーのストックを使う要領で使いましょう。体重をかけるものではないということです。そこに注意しないと脆いので壊れます。
一歩先を杖で確認するために使いましょう。地面につけっぱなしだと壊れやすくなります。
白杖は基本的に、足に引っかかる障害物がないかどうかを確認するのに使います。階段の段差があるかを確認する時はちょっと地面からあげて、杖が階段に触れるかどうか確認する、というイメージです。


というわけで、久しぶりの投稿でした。
便利グッズ、使って生き延びましょう。

読んでくれてありがとうございます!