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本の読み方

大人ならば
学校とは違った本の読み方をしてみては如何?
教科書丸暗記の習慣がつくと
ついつい本に書かれている事をそのまま憶えてしまう
それじゃぁ思考能力はつきにくい
せっかく読むなら
ちょいと意地の悪い読み方をしてみてほしい

それは簡単にいうと
ノンフィクションは
人はどの様に噓をつくかを考えながら
フィクションは
人はどの様に真実を織り込むかを考えながら
ちょっと距離をおいて考えながら読み進める

ノンフィクションは同じ事柄を別の人が書いているものを続けて読むと
結構印象が違ってくる
噓を書かなくても、事実を取捨選択することで
目的の物語を紡ぐのがノンフィクション
時系列がぐちゃぐちゃだとか
全体像をみせないで個々の事象を書き連ねる
などは騙しのテクニック
例えば
ホンカツの南京への道(不要な断言や主張と噓が多いのでちと困るが)
【歴史戦 南京が顕彰した男】(下)朝日記事「万人坑」はなかったという指摘に本多勝一氏はこう返答した…「中国の主張を代弁しただけ」(1/3ページ) - 産経ニュース (sankei.com)
ナチスのラーベが書いたラーベの日記(邦題南京の真実)
秦郁彦の南京事件―「虐殺」の構造
など色々な著者の本を
何を書いてないかを考えながら
時系列に頭の中で組み直して読み比べると
ノンフィクションの書き方がわかる
独りの作家が自著でそれをしたのが
近藤紘一の妻と娘シリーズ
主題からはずれた事は書かないから
タイとパリでは重なる時間の話が重ならない

フィクションは
人の心の琴線に触れるものが無ければ誰も買わない
特にシリーズものは次も買おうと思わせなければならない
だから目にとまる派手な演出の中に
心の真実をどう描くか
がテーマになる
グリムなどの古典は
更に何故この時代に書かれたか
を考える事で
史書以上の史実がみえる

真実の中の噓
噓の中の真実
それを見ようとする事で
読書はより面白くなる

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