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アレルギーの問題に正答も安心安全も無いです

話題に乗っかって。

朝日新聞らしいといえばらしい記事で、炎上しつづけていますが

拙も火を付けます。

内容をみるかぎりだが、使用しているのは大豆、林檎、胡麻など特定アレルゲンに指定されるほどリスクの高いもの。生徒について調べた上でだとは云うがチャレンジャーとしか思えない。

アレルギーの基本として。

親からの申告が全てでは無い可能性を常に念頭に入れるべし。

アレルゲンには花粉症など他のアレルギーや他のアレルゲンと交差性のあるものがあるので、申告されたもの以外もチェックすべし。

同じ物を食べ続けると、感度が上がって発症するので、食事には毎日出来るだけ様々な変化をつける。つまり大丈夫な物でも、食べない日を作るべし

というのが、獣医学領域ではある。

人も似たような事だと思う。栄養士さんたちが、湯気が出そうなくらい毎日の食事内容に気を遣うのは、○○を入れなきゃ安心とはいかないし、○○を使っておけば安心なんて考えられない仲で、様々な工夫をして、毎日違う物を食べる様に、毎日数種類の献立を作っているからだと、容易に想像出来る。そこまでしても誰かに出るかもしれないと思って、毎日緊張をもって仕事をし、記録を続けている。

記事では

”みんなで同じものを食べられるよう工夫されたこの給食の時間は、他の人が食べるものを尊重し、食べるものを自ら選ぶ大切さを知る”と書かれている。

2ヶ月に1回なら、アレルギーを持っていても、期間があるので感度が上がらず発症しにくい。エブリワンは可能だ。エブリデイだからこそ、エブリワンが出来ないで居るのに、ヴィーガンは安心で発展形だからエブリワンが出来るといわれると、学校の栄養士さんたちは怒るだろう。

無論、指導されている方はその程度のことは承知しているだろう。知らないのは記者だ。

炎上に答えて、追記したものを、そのまま載せる。説明が不十分だと誤解しているままなのがわかるだろう。

■本記事について、ヴィーガン食がアレルギー対応食だと誤解されかねないとの指摘を読者からいただきました。
ヴィーガン食はすべてのアレルギーに対応した食事のことではありません。この学校では従来から、在校児童のアレルギーを把握した上で給食を実施しており、「エブリワン・ヴィーガン給食」はその発展形で、献立も児童のアレルギーに配慮して決めています。現在の在校生のアレルゲンとなる食材は使っていませんが、学校側は今後、ごまや大豆などの食品にアレルギーを持つ児童が入った場合は、対応を変える必要があると認識しています。学校の取り組みやアレルギーに対する考え方について説明が不十分だった点を本文に加筆しました。今後、細心の注意を払って記事を書いてまいります。(11月11日追記)

”発展形”って何?

生徒が変わって指定アレルゲンが変われば対応するとは、当分のあいだ同じ食材を中心にした献立をつづけるとしかとれない、危険な香りがするのだが

文中校長は、「いま学校現場はアレルギーにすごく気を遣っている。命にも関わる問題。だから、エブリワン・ヴィーガン給食の日はかえって安心できる」と発言している。

これって、外部委託出来る日は楽と云ってるだけ?それとも、発展形だから同じ食材でも安心と説明を受けている?どちらでしょうか。訂正された記事でも完全な説明不足ですよ。


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