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どうも、ゆるラクゴプロデューサーのイエモトです。
毎度のことながら、1月って長く感じます。まだ半分なんですね。紅白でけん玉失敗したとか、高島屋のクリスマスケーキが潰れてたとか、HIKAKINが結婚を発表したとかも、全部ずっと前のことのようですけど、まだ一ヶ月も経過していないみたいです。時空歪み過ぎでしょ。
そのくせ、2月以降はむちゃくちゃ早いんです。特に2月は日数も少ないからか秒で終わります。気付いたらもう12月です。今年もお世話になりました。

今年の裏テーマとして、転職でもしようかなぁと漠然と考えていたりします。今の会社に入って3月末で丸5年。いろんな経験を積ませてもらっているけれど、もう少し広い知見や経験を身に付けたいなぁと考えることが増えてきたのも事実としてあり、ツラーっと暇なときに求人サイトを見たりしている今日この頃です。

世の中にはいろんな会社があるんだなぁとか、案外お給料いただけるのかしらとか、よくこんな舐めた条件で募集かけてるよなとか、フムフムと求人を眺めているのですが、どうしても気になることがあり。

こんなにフルリモートの仕事って限られるの?

ってことです。

かく言う私は、現在、完全フルリモートで働いています。
所属は東京本社ですが、北海道在住。出社義務は全くありません。東京で商談等したければ、東京への飛行機代などは通勤手当として支給してもらえます。
職種としては、デジタル広告営業とECコンサルの合いの子みたいな感じです。前述のような商談は組もうと思えば組めますが、zoomで済ませることがほとんどです。メンバーとのコミュニケーションもzoomが主。あとはSlackのチャットで完結します。全国各地で働いているため、3年くらい同じチームにいるのに、未だに直接顔を合わせたことないメンバーもいます。

2019年4月に今の会社に入社をして、一年間は東京に住みながら普通に出社をしていましたが、2020年4月からコロナ禍により完全フルリモートに移行。で、2022年4月から完全にどこに住んでも良くなり、同年6月に私は北海道札幌市の妻の実家にマスオさん状態として移住しました。

そのタイミングでPodcastを始めているのは謎ですが。ちなみにミノケンはそのタイミングで頸椎椎間板ヘルニアになっていたみたいですね。

なので、今年の3月で丸4年、フルリモートで働いたことになります。そのうちのおよそ半分は本社と遠く離れた北海道でのリモートワークです。

そんな働き方を続けていますが、それによる障害を一度も感じたことがありません。本当にゼロです。あ、運動不足は例外として。仕事をする上での障害はゼロだと思っています。

それなのに、なぜこんなにフルリモートの求人が少ないのでしょう?

尚、「リモートワーク可能」の求人はそこそこ出てきます。某求人サイトで絞り込むと、だいたい全体の3割〜4割程度は「リモートワーク可能」な求人のようです。業界や職種などは絞っていないので、それでもこの割合というのは、なかなかなんじゃないでしょうか。
しかし、ここで騙されちゃいけないのが、「通勤圏内に限ります」とか「首都圏のみ」とか「週3回は出社有」とかの限定条件有り求人ばっかりだということです。リモートワークは可能だけど、北海道在住の人は無理よ?という求人ばかりなのです。
いやいやいやと。そんなの詐欺でしょうと。
だいたいその職種で出社しないといけなくなるケースって何?コロナ禍のときは強制的にフルリモートで出来てたんじゃないの?あんなに朝の電車空いてましたよね?出来てましたよね?え、なんで戻す?なんで?なぁぜなぁぜ?ごめん、未だになぁぜなぁぜの原型を知らないで言ってる。

確かに、リモートワークでは難しい職種もあるとは思います。「アフターコロナはハイブリッドで」みたいなことを盛んにおっしゃっている識者の方もいらっしゃいますね。でも、間違いなく無形商材の営業とかコンサルとかはフルリモートで全く支障無いはずなんです。その証拠に私がそれでやってこれたんですから。働き手からしてみたら、メリットしかないはずなんですよ。

ちょっと私の整理のためにも、フルリモートのメリットを、以下にていくつかまとめてみます。

①通勤時間の削減

これはもう一番ポピュラーなやつですね。
東京に住んでいたときは、片道1時間、往復2時間は通勤に費やしていました。しかも朝の1時間って非常に貴重なわけです。そこが発生しない。
さらに、あの通勤ラッシュの苦しさを味わう必要も無くなる。あれ異常ですからね。当たり前だと思って我慢してギュウギュウになりながら乗ってましたけど、いやいや、あんな状態おかしいですからね。会社に辿り着くまでにひと仕事終えたくらいの体力を消耗してますもんね。それも月曜の朝なんかにアレをやると考えると、そりゃあ休みたくなります。そりゃあサザエさん観て憂鬱になります。
思えば、フルリモートになってから、月曜の朝の憂鬱さはずいぶん軽減されている気がします。最悪、始業ギリギリまで寝てれば良いんですから。座ってパソコンつけて朝礼のzoomに入るだけで出社です。仕事始めちゃえばやることはやるんですから。この仕事開始までのコストの低さ、理想的だと思ってます。

②自分の作業に集中できる

これは人によるかもですが、私にとってはものすごくありがたい要素です。
私はどうしても、人が気になってしまいがちで、例えば向かいの席に座っている同僚が大きな欠伸をしたとして、反応せずにいられないんです。笑ってしまったり、「寝不足?」って訊いてしまったり、「いや実家かよ!」ってツッコミを入れてしまったり。それを自分の作業と並行して器用にできる人ならまだいいと思うのですが、私はどうもそこら辺が不器用で、相手との会話の方に8割型意識を向けてしまうのです。作業の方に意識を向けよう!としても、「欠伸に反応した方がいいか?」みたいなことを一回考えてしまうともう作業どころでなくなってしまいます。
また、突発的に話しかけられるのも苦手です。というか、これ普通に非効率ですよね。自分の作業を一度中断して、相手の話を訊いて、また自分の作業に戻るわけですから。しかも連続でそれが発生する可能性があるわけなので。それであれば、Slackとかで質問を投げかけておいてもらった方が、こちらの作業のキリの良いところで回答できるので、確実に能率が上がるはずです。
ただ、これがどうやらワイワイ話しながらでも作業を継続できる超マルチタスク人間もおり、そういったタイプの人には、リモートワークは苦痛なのだということも理解しています。うーん、人って面白い。

③支出を抑えられる

これもちょっと特殊なケースかもですが、冒頭の通り、現在私は北海道の妻の実家に住んでいます。持ち家なので、家賃が発生しません。居住空間のみ分けた二世帯住宅のような形なので、光熱費やら食費やら諸々発生はしますが、家賃は無しで住まわせていただいています。東京に住んでいた頃は、江戸川区の隅っこの決して広くは無い2DKに家賃10万円程度払っていました。なので、単純にそこの支出がカットされます。手取りで年120万増えているようなものです。年収にしたら150万円くらい上がっているようなものでしょうか。
もちろん、実家じゃなくても地方都市の家賃相場と東京ではぜんぜん違いますので、単純に家賃消費を抑えられるのは間違いないでしょう。
それに、やっぱりで歩くとお金を使いたくなってしまうものです。帰宅途中にコンビニでアイスを買うとか、スーパーでついビールに手が伸びるとか、あとは上司とか同僚に飲みに誘われたりして、とか。日本の経済をまわすという意味ではその方が良いのかもしれないですが、そろそろそれ以外でお金を使うような経済のまわし方もあっていいんじゃないの?と思います。

④空間を支配

コロナ禍になって、なのかフルリモートだから、なのか。2020年頃から無駄に国内旅行に出掛けています。妻と行くことが多いですが、フルリモートなので、いわゆるワーケーションという形で日本各地に行くことができました。
昨年も3月に沖縄に3週間、5月に東京に1週間、10月に関西地方を順繰り3週間などなど、休みをそこまで取らずに、各地に長期滞在することができています。今年の3月も急遽沖縄に1週間ほど行くことにしました。
また、最近メリットを感じたのは、私の実家に帰ったとき。正月の羽田の事故で多くの航空便が欠航となっていましたが、よくよく考えてみたら、もし私がフルリモートじゃなかった場合、東京に戻れず、仕事を休まなきゃ行けなかった可能性があります。あんなに他人事のようにニュースを観ていられたのも、気軽にどこにいても仕事ができるからなんだなぁと、その有り難みを再認識したのでした。
土地に縛られない生き方を手に入れたい気持ちになれるのは、人生においても本当の意味でメリットです。

⑤家族との時間

常に家にいるので、妻との会話は必然的に増えます。東京で出社していた頃より断然仲が良いと思っています。いや、まぁ、私が勝手にそう感じているだけかもしれませんが、たぶんそう思っています。
これがたとえば子供が生まれたとなると、ガッツリ子供との時間も設けられますし、妻のご両親もいるので、子育ても心強い。
まだ先でしょうが、もし妻のご両親に介護が必要になった場合、それはそれで我々に頼ってもらえます。
そんな家族の時間を過ごすことができるのは、やはりフルリモートならではでしょう。


とまぁ、他にもたくさんメリットはありますが、代表的なものは以上になるかと。
こんなの、働き手の我々としては、勝ち取らないと行けない権利だと思うんです。
それを、コロナも終わったしそろそろ出社に戻そうか、なんて経営者にはNOを突きつけてやりたいです!

というところまで書いて、気がつくのです。

あれ?これ転職する必要あるのか?

こうして、なかなか転職に踏み切れないというスパイラルに陥って、いつの間にか2025年になっているのかもしれませんね。。

では、また。

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