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映画の楽しみ方が広がった

映画観賞が好きな2人による「大阪の一般人によるPodcast」を最近よく聞いている。映画の考察について話すことが多く、映画の掘り下げ方、考察の仕方がおもしろい。

大阪弁聞きたかっただけだったのに、映画の受け取り方を学べるなんて!

有名な作品しか観ない私も、この2人の視点で映画を観てみたいと思い、先日2本映画を見た。

2004年公開「SAW」
2007年公開「転々」 オダギリジョー主演

「SAW」はホラーの中に伝えたいことがしっかりあって、色んな人がオススメしている理由が分かる映画だった

「転々」
色んな要素が散りばめられていて、受け取り方がいくつもあるようなこの映画
登場人物の気持ちになって考えを巡らせたことで、今まで以上に楽しめたんじゃないかな

ごく普通の日常を切り取った雰囲気の映画だが、店の名前も人の行動も異常だらけ

時代設定も昔なのか今なのか未来なのかもあやふや。
まあまあ栄えてる街なのに有人改札であったり、外国人の綺麗な女性とおじさんが夜の街を2人で歩いていく姿が数組いることに未来を感じたり。

ちくはぐな世界観に思わず何度もニヤリとさせられた。

主人公の小学生の頃好きだった人が今では綾波レイのコスプレをしながらタバコを吸っていたり、おじいさんがコスプレを楽しんでたり。
個人個人が楽しみ方を模索中、もしくは理解していて、各登場人物が活き活きと暮らしている。

始めはつまらなさそうに暮らしていた主人公も、いつのまにか街の人や出来事に見入ってしまっている

「街を散歩してみろよ。人生捨てたもんじゃないよ。」と監督が言ってくれているような気がした映画


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