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『庭、垢抜けました?』ーーget ready?

霜止出苗 (しもやみてなえいずる)

…いい響きですねぇ。

七二候のうち、第一七候を表すこの言葉。
4/25〜29頃のことを言うそうです。

ガーデナーとしても4月末から5月初めは“本番”という感じがして、毎年妙にそわそわします。

冬を耐え、エネルギーを蓄えてきた植物たちが一気に伸びますからね。

植物のリズムを気にする生活をするようになって、七二候の言葉が染み入るようになってきました。
本当にぴったりなんだなって。


ということで、この時期は凄まじいスピードで庭が変化するので、どんな感じになっているのか様子を見に『波の音ガーデン』へ行ってきました!

思ったより草だらけ!!

たくさん植えた花苗もちらほら見えるけど、なんか思ってたんと違う…
いわゆる雑草の勢力が強すぎてもさもさの庭に。。

とはいえ、冬から比較すると…

2023年12月末

冬枯れの庭
土ばかりで物足りない

2024年1月中旬

物足りないからたくさん植えました
私が種から育てた苗たち

1月下旬

脱落者もほぼ出ず、順調!
うんうん、いい感じ


2月中旬

花が咲いたら素晴らしいだろうなと想像してた頃

3月上旬

あれ?なんか密…

4月下旬

草だらけ〜
花も雑草もびっしり!
思ってたのと違う!


3月上旬から4月下旬にかけて、急に植物のやる気が私の予想を超えてきました。

ちょっと手入れをしなかったらこうなるということを、毎年自分の庭で繰り返しているのに毎年忘れる。。

というわけで、この日は出来る限りの草抜き作業に充てることにしました。

90Lの袋にとりあえず入れる!

草抜き、最初の30分くらいはやる気も満ちていてたくさん取れるから楽しいんですけどね…

抜いても抜いても終わらない。。

しかも、どれが花苗でどれが雑草なのか←
これは植えた本人である私にしかわからないんです。

これに気づいた辺りから(約1時間経過)
“我vs.波の音ガーデン”
戦いモード、入ってきました。

地面と向き合い、雑草の株元に手をかける。
触れる直前から抜けやすそうか否かわかる、ゾーンに入る。

『くっ、この草は手強い…!』

親指と人差し指の間にぐっと入る力…!!

『これは!!
草抜きという名の、“地球と綱引き”だ!』

草抜きを単純作業にしていたらキツさばかりに意識がいくので、
なんだか私の脳内で壮大な書き換えが起こり
『地球との綱引き』と捉えることになったようです←(爆)

ここから私のペースが早くなり(笑)恐ろしい集中力で草を抜きました。

「私が歩いたあとに雑草は残さん!」という気持ちでやってたら、結構綺麗になりました(笑)


どうでしょう?
ちょっとは映え庭になったかな?

ジギタリスを入れて、
イングリッシュガーデン風を目指しました。



引きで全体を見ると雑多なのですが↓

現実はこんなものです(笑)

一部分だけでも映えスポットができて、なんとなく満足です。


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草抜き後の身体感覚についても気づいたことを。

vs.地球の綱引きしまくっていたら肩甲骨が勝手に剥がれた気がします。

そして、日常生活では絶対使わない筋肉が使われて…背面の意識が高まりました。

いかに普段“目の前”のことだけで済ませていたかを実感。
全身をつかうってこういう動作でしかできないなぁと思いました。


あと、家に帰った後に急激な眠気に襲われました。
これは単に疲れたからというよりかは、

股関節を曲げながらの草抜き体勢(モモ裏開発)
&綱引き動作で背骨が使われまくって

体幹部を急激に使ったことで『考える脳』が一気にオフ!
脳疲労が抜けて、数時間後に急激に眠くなったんだなと身をもって実感。

自然を相手にした時がやはり一番体幹部が使われる実感があります。


普段脳みそばかり使って、脳疲労が溜まっている人ほど、体幹部が使われることで眠くなります。
(眠ることが一番疲労回復になるので)

なので、不眠症の人や寝ても寝ても寝た気がしない人は、草抜きしたら快眠できるんじゃないかなぁと。
(ただし、その後にくる筋肉痛で嫌になるかもしれません)

これから草抜き流行るかもなぁと、ちょっと思いました←

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これを書いている間にも雑草は伸びるんだろうなぁ…

しかも、夏野菜の苗も結構大きくなってきたから(種から育てたもの等)植える準備しないとなぁ。。

真面目にやってたら暑さや体力的な問題で大変そうなので、
“綺麗な庭”ではなく
“自然と共生する庭”を目指そうと思います。

夏野菜の苗についても書きたいことはたくさんあるのですが、今回はこの辺りで!

おしまい。

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