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『庭、垢抜けました?』ーー思いがけない出会い。

冷たい雨が降るある日。

「最近糸島に行ってないなぁ」(←秋頃が行き過ぎ)と思っていたら、旦那さんと糸島方面へ行く予定があったので、庭を紹介すべく『波の音ガーデン』へ立ち寄りました。

前回の作業で植え付けた苗も元気そう。
一安心
適当に鉢に植えた水仙がちゃんと咲いてる!
良い香り。この楚々とした姿がたまらない


畑の方はというと、

順調です!
緑緑してる。
大根も徐々に大きく

旦那さんにぐるっと庭を紹介し、寒い+雨降りだったので、そそくさと退散。

近くのタイ料理屋さんでお昼を食べ、
帰ろうとした時にふと、「またいちの塩のストックがもうないなぁ」と思い出しました。

数年前の夏に初めて訪れた時の写真。
糸島のとったんにある製塩所&販売所です。
塩をかけて食べるプリンで有名
このビューを見ながら塩プリンを食べることができます。
川とか海とかがあると必ず「魚いるかなー」と見ちゃう私みたいな人には最高のロケーションです。


と、こんなにも『またいちの塩』本店を推しておいてなんですが、
この日は寒い+雨なので、帰り道にふらっと寄ることができるJA糸島アグリで『またいちの塩』を買うことに(笑)

※糸島らしさを味わうことができるので、本店、とてもおすすめです!
でも、塩だけならJA糸島アグリでも買えます。
オンラインショップもあります。


JA糸島アグリでゲットした塩。

炊塩がとても美味しかったのでリピート&焼塩は刺身とか天ぷらに合うらしいということで試しに。


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JA糸島アグリは、、、基本的に農家さん専用なので雰囲気がもの凄くて(笑)
マニアックな園芸資材も売っているので、刺さる人には刺さる場所、という感じです。

なので、たまに立ち寄ると私的には割と興奮する場所なのです(爆)

そんなJA糸島アグリで、突如目に飛び込んできたPOPが…

30kg⁉︎ 3kgじゃなくて⁉︎と二度見しました。
しかもお一人様5袋までって(笑)
150kg単位が普通に通じるJAヤバい。
というか、個人が来る所じゃない。


今年は米糠諦めていたんですけどね。

というのも、コロナ禍以降、肥料が高騰し国内でとれる資源がより注目されるようになり(他にも様々な理由があると思います)
米糠が数年前からかなりブームなんです。
その影響で、毎年米糠争奪戦が激しくなり、振り回されるのに疲れたので諦めていました。

でも、タイミング良く・安く米糠に出会えたからには買うしかない!と、
(旦那さんに運んでもらって)米糠ゲットしました!!
※もちろん一袋です(笑)


ただでさえ入手困難&買うと1kg300円程(私調べ)、なのでかなりラッキーな出会いだと思います。

このラッキーな出会いの要因として、もう一つ『冬だから』というのもあると思います。

通常は、農作物のスケジュール的に秋頃、米糠を撒いて土壌改良を行う人が多いはず。
なので、おそらく『米糠は秋に確保するもの』という共通認識があるように思います。

でも真冬だとタイミングによってはこんなに米糠があるのか!!と驚き。

いやぁ〜、とても有効なデータを取ることが出来ました。(心ほくほく)


さて、この大量の米糠をどうするのかというと、“米糠発酵肥料”をつくります。

発酵とか菌が好きな私。
この米糠発酵肥料を扱っている時が、最も『生きている菌たち』を実感できて楽しいんです。

なぜ“発酵”の過程が必要かというと、米糠&油粕は発酵する時にかなりの熱を出すので、一度上手に発酵させて落ち着いたものを(いわゆる“ぼかし肥料”)与えるのが植物にとっても安全だからです。

そして、この発酵の過程で出る熱を素手で確認する作業が(ほかほかして)「あぁ、菌が働いてる〜」と感じられ、なんとも。

【米糠発酵肥料レシピ】
▪︎材料
・米糠
・油粕
・水
・糸状菌(←竹やぶからとってくるw)または以前つくった米糠発酵肥料(←ここに糸状菌を入れていればこれを種菌にする)
・あれば、納豆、ヨーグルト、砂糖、赤ワイン、お酒など、菌が喜びそうなもの

ちなみに糸状菌とはこんなの。
秋〜冬に働く菌が落ち葉などにくっついています。
竹やぶから糸状菌を採取。
ガサゴソやってると散歩中の人から怪しい目で見られます。でも気にせず「糸状菌糸状菌〜」


ただし、糸状菌はなくても米糠発酵肥料はつくることができます。
私は糸状菌採取が楽しかった&その土地ならではの糸状菌を投入することで、オリジナル肥料を作ることができるから、という理由で入れました。

▪︎つくりかた
上記の材料をよーくまぜまぜして、水を加える。


ギュッと握ると形がつき、突くとホロリと崩れるくらいの水加減(←これが難しい!)になるまで混ぜる。

ギュッ
ホロリ

そうして出来たものを数ヶ月間寝かせるための容器にいれる。
そして、雨が当たらない場所で放置して熱が出なくなったら大体完成。

突然ですが、クイズです!!じゃーじゃん!
(ここが最大のポイント)

クイズ:
私が数年かけて(何度も失敗しながら)辿り着いた肥料を寝かせる為の“最適な容器”があります。
それはなんでしょうか⁇

ヒント
菌は生きているので、通気性が大事。
持ち運びもしやすい。

→この答えは、私のInstagramのリールで語っています。(もったいぶってどうするw)

誰もあんまり興味ないw突如始まるクイズの答えはここに(笑)



最後モヤっとしたまま今回は終わります。

とにかく、米糠発酵肥料、私は大好きです。

おしまい。

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