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WEBメディア「ウラロジ仙台」記事更新:秋保の杜佐々木美術館&人形館10周年インタビュー

10周年を迎えた秋保の杜佐々木美術館&人形館にて、館長の佐々木克真さんと画家の佐々木正芳先生にインタビューさせて頂きました。美術館を開いて感じたこと等大変貴重なお話を伺うことが出来ました。
佐々木美術館&人形館は以前ウラロジ仙台編集メンバーと一晩宿泊してみるというルポ体験をし大変お世話になった場所であり、名を冠している佐々木正芳先生は、中学時代美術の資料集で作品を初めて見た以来、ずっと印象に残っていた作家であり、今回対面を果たせて嬉しかったです。

克真さん:そうですね。やっぱり美術館オープンして真っ先に「美術って全然認められてないんだな」って痛感したんです。
駐車場まで来たのに見ないで帰ったりする人とかもいて「何で見ていかないんだろう」と疑問だったんですが、恐らく多くの人が「美術を見て楽しむ」ってことが全然できないわけですよね。

インタビュー本文より抜粋

正芳さん:要は「描く」という経験がなさすぎるんです。もう今の人はあんまり鉛筆持たなくなったでしょ。だから子どもも親が描いている姿なんて見ない。子どもっていうのは物を手で握ることができるようになったら、なんか棒切れで地面に描いたりするんです。手を動かすとどこにもその跡が残っていくんだからこんな面白いことないんだよね。
でも大人はそれを見て「ダメだ!」って止めさせちゃう。誰でも自由に絵は描けるし、好きなようにやればいいんじゃないかと思いますね。

インタビュー本文より抜粋

日本国内において「美術を楽しむ」ということに対するハードルの高さ、美術教育の大切さをお二人の話を聞いて考えさせられました。
美術・アートに関心がある方、更に無い方も是非一度読んで頂きたい内容です。


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