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『印象に残った怪談イベント』2023上半期

始めに…

さて、そもそも何で私がこんなの書いているんだろう?
イベンターでも、プレイヤーでも、古株でもない、ただの観客、ただの「よくいいる人」でしかないのだが…

そもそも【常連】だからといって、特段何か詳しいとは限らない
「よく通ってくれてるけど、あの人が注文するの、決まって『オムライス』なんだよな~」っていう【常連】に。
「この店のお勧めは?」って聞いたら、恥ずかしそうに小声で「オムライス」って言うだろう
私に「印象に残った怪談会」を聞くのは、そういう感じの事だ……と前置き、というか言い訳。

今回選んだものは、実際に会場に行ったイベントの中からだけで選んでいます。配信参加は除外しています。
また、あくまで個人的な嗜好であり、評価なんぞという視点は全く無い。完全に好みの話である事を始めにお断りさせていただきます。

本題
『印象に残った怪談会』について…2023年上半期の中で4つ挙げようと思う。
まずは
4/15「秋葉原怪談 宮代あきらプレゼンツ vol.10」
個人で開催するイベントでは、異例の出演者の数であり、メンバーも現在とこれから界隈を席巻していくだろう面々。
華やかでTVショー的な感じでボリュームたっぷりで楽しめたイベントだった。

次は
3/25「杜下怪談会 第二乃怪」
和室でそれぞれの出演者の話を、じっくり聞ける形式の怪談会。配信無いので面白い話が聞ける。
特にこの回は、出演者が私が前から興味を持っていた人が揃った。
前後半はもちろん、間のフリートーク(だったはず)の時間まで、バチバチの怪談が聞けて大満足な会だった。

次は
4/7「怪談新派の夕べ 怪談と心」
前から「心理学」と「怪談」について興味があったのと、出演者が面白そうなので行く事にしたイベント。
キチンと怪談も聞けたし、「心理のプロの分析」の様な話は興味深かった。そして高田先生の「心」がテーマの怪談が印象的だった。他にも、会場に行った人だけが聞けた、配信後のつばささんの話と高田先生のエッセイも良かった。
「怪談」自体より「怪談を聞きに来る人」に注目した、何度かイベント行った事のある人向けのようなイベント。

あと個人的な事だが、怪談イベントで初めて「客いじり」されて「アワアワ」してしまったのも、このイベントを選んだ大きな理由。

最後に、最も印象に残った怪談会が、
2/4「地域の伝承と怪談~マナビスト講座~」
三輪チサ先生と田辺青蛙先生が、怪談を交えつつ地域の様々な伝承・歴史等々を話していく会。
怪談もさることながら、講座の中で語られた「怪談や伝承が生まれた元になる事象に対する考察」や「穢れ」「呪い」についての歴史的な事実や時代背景、研究者の知見を聞いたことで、
「過去に聞いた様々なある種の怪談が繋がり合い、更なる深みをもって再び迫ってくるような感覚」を感じて、、今までと怪談の見方が変わった。
様々な分野の知識を持つことで、怪談を更に深く楽しめる様になる事を実感できた会だった。

個人的な「上半期の印象に残った怪談会」はこんな感じ。
再度いうが、あくまで私は「よくいる客」の1人であり、今回選んだ物は「個人の好み」以上の意味は無い。

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