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あの頃と今と、これからと

家族写真を撮ってもらった。
スタジオではなく、近所の大きな公園で。

信頼できるカメラマンの友人とは10年以上会えておらず、久々の再会。

その分めちゃくちゃ話も盛り上がって、大人にとっては非常に楽しい時間になった。

ただ子どもにとっては退屈な時間だったようで、特に思春期に差し掛かりつつある息子は何度も「つまんない」を繰り返す始末。

もっと大きくなれば付き合ってくれないだろう……と考えると、家族4人で撮れる最後のチャンスだったかもしれない。


今回写真を撮ろうと思ったのは、今年が私と夫の出会いから数えて節目の年だということが大きい。

「親と一緒にいた年月よりも長い時間を過ごしつつある」というのが、にわかに信じられない気持ちもある。

付き合い始めた頃には、2人の子どもと暮らしているなんて思ってもみなかった。

いや、でも……よく考えたらその可能性も感じていた。
しかも、初めて2人で過ごした日に「この人と結婚するかもな」という予感があったのだ。


それは、ちょうどこんな気候の頃。

とある用事のためにある広い場所を見て回る必要があった私達は、数時間のあいだ2人で行動を共にしていた。
(※ 敢えてぼかして書いている)

私が人としてどうかという部分(遅刻したり、歩きながら焼きそばパンを食べたり)を見せても怒らず、くだらない話も落ち着いて静かに聞いてくれた。

そんな彼を見て
「あぁ、こんな人と家族になったら毎日リラックスして過ごせるだろうなぁ……」
と感じたのだ。

その頃ちょうどショックな出来事があり、もうしばらく惚れた腫れたの恋愛はコリゴリと思っていたせいもある。

人生には安らぎが必要だと強く感じ、間もなく彼と付き合い始めた。


そうして家族になり、ありがたいことに子どもが2人生まれて、今の家族の形態がある。

現在、子どもは既に小学生。

子育てはひと段落し、やっと自分の時間が少しずつ増えてきた。

長い期間の間には、ケンカも結構した。

特に初期の頃は私が人間的に未熟で(最近はだいぶ丸くなってきたと思う)、何度も困らせてしまったように思う。

お互いがお互いに似てきていることも実感中。

私は人をつい笑わせるようになってしまったし、夫は言いたいことを我慢しなくなった。

それらが果たして良いことなのか分からないが、一緒に色々なことを体験できることは楽しい



同年代で友達から始まったこともあってか、常に「戦友」的なポジションでやってきた私達。

これからも多くのことを共有し、語り合い、面白がっていけたらと思う。

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