見出し画像

タコスがあれば、だいたいうまくいくかもしれない

ピアボーナスって、ちょっと流行っていますよね。

ピアボーナスとは、社員同士が「ありがとう」を送り合う仕組みのことです。

ポイントのようなものが設定されていて、ちょっとお礼を言いたいときや、素敵な行動を評価したい時に送ることができます。貯まるとプレゼントがもらえたり、報酬に反映されるサービスもあるそうです。

最近、HeyTaco!(ヘイタコ)というアメリカのピアボーナスのサービスがあることを知りました。

ポイントではなく「タコス」を送り合うそうです。

……タコス!!!

このサービスを入れると、Slackでタコスのスタンプを送れるようになります。1日に送れる数に制限があって、送り合った数が裏でカウントされています。一定貯まるとプレゼントと交換できる設定などもできるそうです。

運用されている会社さんがあったので、みてもらえるとイメージがわくと思います。タコス送り合ってるの、かわいい。

タコスで解決できること、できないこと

実は、私はピアボーナスのサービスには「ほんとうにいい効果があるのかな……」と少し懐疑的です。

会社はあくまで仕事をする場所。必ずしも友だちみたいに仲よくする必要はないと思ってます。

それに、評価や報酬は仕事の成果をみるのが基本。社員同士が評価し合う感じになると、がんばりだけが評価されて、仕事の成果を正しく評価できないんじゃないかな、と思うこともあります。

でもタコスのゆるさを見ていたら、そういうことがどうでもよくなってきて。笑

本来は、どんな仕事も担当者を決めて、目標を設定して、それを達成できたかで評価していく。それが原則だと思います。

でもそこから漏れるようなボランティアベースの仕事って、どうしても発生すると思うんです。

たとえば小さい会社だと、通常業務のほかに採用や総務まわりの仕事をみんなが兼務していたりします。通常業務の評価には入らないけど、会社のためにやっている仕事ってあるものだと思います。

本来は、ひとつひとつに担当者や目標を決めて進めるべきだと思います。

だけど毎回それをやるより、タコスを使っちゃったほうが現実的にはラクな場面もあると思いました。

それから「ムダに悪い雰囲気にならない」効果も大きいと思います。

もちろん、社員同士が仲良くしたからといって仕事の成果が出るわけではありません。むしろ、緊張感がなくなって逆効果にもなり得ます。

ただ、タコスがあるとギスギスする場面を減らせる効果はあると思います。マイナスをゼロに近づける、という感じ。

特にメールやチャットなどのコミュニケーションだと、相手の空気感がわからないこともあります。そういうときに、変に気を使わなくてよくなる効果はありそうだと思いました。

あくまで仕事の成果はきちんとした制度で運用しつつ、タコスもプラスアルファで使っていくとよさそうです。使っている会社さんの事例がとても気になっています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?