ファーナウ


ニュージーランドでは
カワウと言う鳥が V字を描きながら飛んで行くそうです。

隊列を外した鳥は 風の抵抗を感じ
また群れに戻って来るそうですが

元のように順調に飛べる様になるまで
他のメンバーも当然の様に
リーダー鳥の後について飛んでいくそうです。

単体で飛ぶよりも
70%も効率が良いそうです。

兎角個人プレーをしたくなりがちです。

自分が全体の犠牲になる
支配される、
自由を奪われる。

そんな諸々の個人的な
エゴと云うものが首を持ち上げて来ます。

自分を失くす様な
自分が自分でなくなる様な

ある種の恐怖感に囚われてしまいます。

家族 血縁の枠に囚われ、
人の目を気にし
噂話を恐れ

家族 集団 組織の中に身を隠し
ひっそりと暮らしていく

自ら声を上げる事も
抵抗する事も

反逆であり 挑戦であり
乱す者 おとしめる者として

疎まれ 囚われて来た。

そんな歴史や 思い当たる記憶を持つと、

なかなか群れの持つ力
その結束する意味を 
見失ってしまいます。

其の群れが
群れとして機能するには

お互いの信頼感
より強い強固な絆を感じていなければ成立しない。

それは自らの合意に基づき
より発展的な未来の、到達すべき
高らかな目標に向かって飛んで行くことになる。

それは エゴを超えた高みの極みにある
より強く美しい
人の存在であるかも知れません。

「身勝手なやつはいらない
 先頭に従え」
(問いかけ続ける ジェイムズ・カー著)

エゴから出て来る身勝手さは
人をも自分もを
殺してしまうのかも知れません。

トータルにリーダーとなる人がいなくて
ばらばらになり 目標を見失っているのかも知れません

でも 其れならば
誰もが ある側面ではリーダーである様な気がする。

其の側面を持ち寄って
其々が真のリーダー意識を持つ事が出来たら

犠牲ではなく
偉大な名誉を 得る事になるのかも知れないと
ふと 思ったり出来るのです。


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