昨日、やるとしたら最終回だなと思っていた、大好きなバンド、デイトオブバースの曲を取り上げてしまったので、自分の中でちょっと一段落した感じになってしまいました。
これを立て直すには心機一転、全く違った方向性の曲か演奏を選ぶしかない！と判断して、これにしてみました。

　曲の冒頭で紹介される通りに日本のブラス・ロック・バンドの草分け、スペクトラムのデビュー・シングル曲「トマト・イッパツ」を、武生商業高校の吹奏楽部が取り上げたものです。

・「SAX ＆ BRASS magazine vol.27」(リットーミュージック)
新田一郎、兼崎順一、吉田俊之インタビュー＆スペクトラム特集を掲載。
画像をタップすると、武生商業高校「トマト・イッパツ」のライヴ映像(2016年？)を見ることができます。

　実は武生商業高校によるこの曲の演奏は他にもありまして、(コンサート)ホールで演奏している固定カメラでの映像と、この日の映像でもカメラアングルと(多分カメラのワンポイントマイクの音声なので、立ち位置の違いによるものかと思います)音像が違うものなどがあります。
個人的にベース・プレイが一番はっきりとわかるのと、演奏者の楽しそうな表情が一番表れていると思ったので、これを選択しました。
高校の部活動は長くても3年間しかいることができないので、いいメンバーが揃ったとしてもそのメンバーでは限定期間しか活動できないのが残念ですよね｡｡
ちなみにこの曲の途中で現れる「ワカチコワカチコ」につい反応してしまう方がいらっしゃるはずですが、大元はこれのオリジナルからなんですねー。素晴らしい。

・「ロック・ステディ 1980年6月号」(インターナショナル音楽産業)
スペクトラムの使用器材を紹介した記事を掲載。
画像をタップすると、スペクトラム「トマト・イッパツ」を聴くことができます。

　この「ロック・ステディ」に掲載された記事で、リアルタイムでどんな楽器を使用していたか、明確にわかるのは非常にありがたいことですね。
これはやはりプレイヤーの方々に向けた誌面作りだったということでしょうね。
ですから、ギタリストの西さんとキーボーディストの奥さんの器材が詳細に紹介されています。

　ちなみにこの曲、FUDGEというユニットもカヴァーしていますね。
彼らは高中正義さん「BLUE LAGOON」にオリジナルの歌詞を乗せたカヴァー・ヴァージョンなども発表していますが、某大手動画共有サイトにはなかったので、今回は略させていただきます。

　スペクトラムには『スペクトラム・ブラス・バンド・クラブ』というタイトルのアルバムがありますから、吹奏楽部が自分たちの曲を演奏することをきっと喜んだはずと解釈して選びました。
個人的に彼らの代表曲「イン・ザ・スペース」よりも、持ち味が出ているように思うので、圧倒的に好きだったりします。

　武生商業高校吹奏楽部の皆さんとアップした方、そしてスペクトラムに携わった皆さんに深く感謝して、この記事は終わります。
ありがとうございました。

　明日からは割と普段通りな選曲で、隠れ名曲、名演コレクションをやっていく予定です。お楽しみに。

　ではまたー。