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読書日記~「レコード・コレクターズ 2006年3月号」編。

 雑誌のメイン特集とセカンド以降の特集、両方興味がある記事とは必ずしも言えないわけです。
例えばこの号、ピンク・フロイドのアルバム『THE DARK SIDE OF THE MOON』(邦題の『狂気』の方が知られているかもしれませんね)を通して聴いたのは、中学生の頃に友達の家で輪になって黙って聴いたこと数回といった程度ですね。

 セカンド特集のシーナ&ロケッツのアルバム『真空パック』や『チャンネル・グー』は同じ顔ぶれで数十回、もしかしたら数百回聴いているかもしれないです。
今月はじめに鮎川誠さんの訃報に接して、こんな記事を書いています。

 この記事は珍しく、シーナ&ロケッツの取材なのに鮎川誠さんが一人で取材対応していたことが頭にあったのと、ザ・ルースターズの大江慎也さんと共著を出したことがある小松﨑健郎さんがインタビュアーだったこともあって記憶に残っていました。

 この時期はつまりアルファレコード時代の作品が紙ジャケットリマスターで再発された時期なのでした。
戸川純さんの作品も再発された時期でもあったので、戸川純さんの再発についてのページも存在しますし、裏表紙には戸川純さん関連の再発の広告が掲載されています。

・戸川純関連アルファ時代のCD&DVD再発カタログ

 戸川純名義の作品だけではなく、妹の戸川京子さん(伊藤銀次さんプロデュースのミニ・アルバム『B.G.』と近田春夫さん作詞・作曲、編曲の「悲しみはリアルすぎて」を収録)やゲルニカも再発されました。
戸川さんはCDやDVDのみならず、写真集や書籍など再発すると、話題になるだけではなく、売上もかなり好調なみたいです。
これは大きいですよね。。

 こういった形でページを構成していくことがかなり減ってしまったのは、やはりメジャー・カンパニーが広告費を大量に使って、紙ジャケットや再発盤を展開することがかなり減ってしまったからなんでしょうね。
ちょっと悲しいです。
この時期、なぜこの組み合わせで記事が掲載されたのか、最低限の経緯は覚えておくべきと強く思いました。

 ではまたー。


 

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